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尾花沢大石田三十三観音例大祭

毎年10月18日に行われます “ 尾花沢大石田三十三観音例大祭 ” が、尾花沢市延沢の龍護寺様にて行われました。

午前9時開会。
まず、大石田町鷹巣の地福寺ご住職の宇野全匡師の法話。
わかりやすいお話で、会場は笑いが絶えない中にも、「 うん うん 」 と、うなづく姿が多く見受けられましたね。

H26.10.18 尾花沢大石田三十三観音例大祭 1

お話の中身は、私たちが思っている仏心(ほとけのこころ)を気付かされるものですね。
自ら既に、持っている、わかっていることなんだけれども、普段の生活でその行いができていないことを気付かせてもらえるんですね。
そして、肝心なのは、改めて気付いた行いを実践に生かしていくことです。

仏教のお話に何度も耳を傾けるということが、実践に向かって行くことになるのではないでしょうか。


法話などを聞く機会は、いろいろあるはずです。
法話だけに限りません。
お釈迦様の教えに触れる機会を多くしていただくことが幸せに近づけることと思います。

来年の開催会場は未定ですが、日程は10月18日ですので、是非、予定していただければと思います。



その後の法要では、
三宝御和讃 般若心経 観音霊場の第1番・第30番(会場の龍護寺様の御詠歌)・第33番の御詠歌 十句観音経 などを、全員でお唱えしました。

H26.10.18 尾花沢大石田三十三観音例大祭 2


H26.10.18 尾花沢大石田三十三観音例大祭 3
最後に、恒例の紅白の餅まきが行われました
H26.10.18 尾花沢大石田三十三観音例大祭 4
手に余るほどの沢山の餅をゲットしていたようです



H26.10.18 境内風景 1
杉に絡んでいるツタ   真っ赤です
H26.10.18 境内風景 2

H26.10.18 境内風景 3
トウガラシも秋の日差しで、いい干し加減になっています

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富沢観音??

お見かけしない方3名が本堂でお参りの後、庫裡(くり 客間などがある建物)の方においでになり、「ご朱印をいただきたいのですが・・・」と御朱印帳を出されました。
御朱印帳を見ますと最上三十三観音の様子。 「富沢観音さまですよね」とのこと。

最上三十三観音の第31番札所の富沢(とみさわ)観音さまと間違えられて来られたのです。
途中、道を聞いてきて、「橋を渡ったらすぐ右手に見えます」と教えられたそうです。

東照寺は、通称「高橋の寺」と呼ばれていますが、正式な住所は「尾花沢市富山(とみやま)」なんです。たぶん、道を教えた人が、「富沢の観音さま」を「富山の観音さま」と聞き間違えて教えたのでしょう。

山形市からおいでの方でしたので、富沢観音さまはこの先をまっすぐ行って、山刀伐峠(なたぎりとうげ 芭蕉さんが越えて来た峠です)のトンネルをぬけて国道47号線沿いにあることをお知らせしました。


間違っておいでになりましたが、「こちらの観音さまにも手を合わせることができて良かったです」と帰られました。


東照寺の前の道路は、最上三十三観音霊場を巡礼する方は、必ずと言っていいくらい通って行きます。
昔、歩いて巡礼された方々は、東照寺の観音堂にも必ず立ち寄って行かれたと聞いています。
ですから、観音堂の外には木札が、内には沢山の和紙のお札が格子に結ばれています。

観音さまにお参りする方は、最上三十三観音の札所だけにこだわらず、観音さまのお慈悲におすがりされていったのでしょう。観音s間にお参りをしたいという信仰心の厚さがうかがえます。


6月の新聞掲載の関係や、「南無千手観世音」ののぼりなども立てているので、手を合わせにおいでになる方がいつもより多いようです(いつもは、檀家さん以外はほとんどおいでにならないので・・・)。

多くの方に手を合わせにおいでいただければと思います。
今日のように間違ってでもいいですから・・・(笑) 

3名の方の巡礼の無事円成を念じます!


観音堂 鰐口の紐の取り付け

昨日、8月25日、「観音堂の鰐口の紐のことで・・・」と、天童市の押切さんという方がおいでになりました。

生家が東照寺の檀家さんで、お盆に先祖のお墓参りにおいでになった際、観音さまに手を合わせて、真ん中の鰐口をならそうとしたら、紐が切れてしまったのだそうです。
後日、取り付けに来るつもりで、当日は、切れたことを報告せずに帰ったのですが、今日、日曜で休みなものだから・・・。ということで伺ったとのことでした。

          鰐口紐1

鰐口紐2  鰐口紐3


職人さんとのことで、脚立や道具など全部持参です。
こちらとしては、喜んで取り付けをお願いしました。さすがに要領がいいです。今度はそう簡単に切れることはないでしょう。


ところで、この紐ですが、不思議だなと思っていいたんです。
なぜかといいますと、鰐口は3つあって、その紐が、全部同じ日に切れたんです。
8月16日です。押切さんが最初に真ん中の紐が切って、その後、続けて2本切れました。後の2本については、それぞれ別の方が「切れてしまった」と報告があったので、わかっていたのですが・・・。

取り付けている紐が古くなったから切れたということですが、同じ日に全部切れるなんて不思議に思っていました。

「ないか悪いことでも起きるのだろうか?!」 などとは思いません!
でも、こんな風に考えてみました。

観音さまが、
「あれあれ、真ん中の紐が切れてしまったな。取り付けている紐も古くなってたからな~。あら、紐を切った押切さんは、取り付けに来てくれると思っているようだ。職人さんのようだし上手に取り付けてくれるだろう。良かった。 そういえば、そろそろほかの2本も紐が弱くなってきたな~。 全部切れたら、優しそうな押切さんのことだから全部取り付けてくれるだろう。 そうだ、この際だから、全部切ってもらおう。ちょうど、お墓参りでたくさん来てくれて紐を引っ張ってくれるし・・・。」

な~んて、観音さまが打算的なことを考えたなんて思うと、ちょっとおもしろいかな。

     鰐口紐4 3本、取り付け完了です。

押切さんの優しい気持がうれしいですね。「早いうちに来なければと思っていたけれど。もう、和尚さんが直してしまったかなと思いながら来たんです。遅くなってすいません。」という言葉を発しながらの作業でした。


昨日は、“押切さんという観音さま”に出会えた日でした。

本尊 復活

ブログ始めたばかりなのに間があいてしまいました。ごめんなさい。


何かと慌ただしく過ぎています。

この間にも何かとありましたので、過去形での話になりますが、少しずつ書いていきますので、よろしく。


ブログの初日に、千手観音様の件で、山形新聞の取材があった旨を書きましたが、数日間載らなかったので没になったかと思っていたら、

6月25日の新聞に 「消えた本尊“復活”」 の見出しで、掲載してくれました。

          山形新聞 千手観音

前日に母が亡くなっていたために、新聞に目を通すこともなく動き回っていました。新聞掲載は親戚の電話で知らされました。それも午後の3時過ぎに。周りの人たちも見てはいたのでしょうが、それどころでなかったということなんでしょう。

なかなかいい記事にまとめてくれました。翌日から、新西国(尾花沢大石田)三十三所観音霊場の開創120周年事業として「出開帳(でかいちょう)」をおこなうことから、それにあわせての記事にしてくれたようです。

「出開帳」は、すべての観音さまを7カ所の寺院に分けて祀るもので、7カ所を巡礼すればすべての観音様と出会えるということになります。6月26日から7月1日の6日間だけでしたが、多くの方にお参りにおいでいただけたようです。

昨日、無事に当寺の観音さまが戻ってきました。お疲れさまでした。


梅雨入りの日/酒井大岳仏教講演会

 梅雨入りが宣言されました。東北地方は、昨日、6月18日、例年より6日遅い梅雨入りです。
 5月から暑い日が続きました。梅雨前に、こんなに夏日を経験するというのもあまりないですね。昨日からは、過ごしやすい気温に戻った感じです。
 花や作物には恵みの雨です。でも、くれぐれも降りすぎないようにと願っています。天気予報があやしいので・・・。

  芍薬    女中菊

               あじさい アジサイの花はまだまだ
     

 昨日、尾花沢市のサルナートで「酒井大岳仏教講演会」が開催されました。
 大石田駅までの出迎えに行き、夕食に大好きなソバを召し上がっていただきました。
 ソバ打ちの道具を一式揃え、ご自分でも打たれるとのこと。今後、宮城県で自分が打ったソバをふるまうことになっているというほどの腕前だそうです。
 その先生が、「尾花沢のソバは本当においしいね」とおっしゃってくれました。もちろんお世辞も含まれているのでしょうが、まずは喜んでいただけたようです。

 今回の公演会は、新西国三十三所観音霊場の別当会が主催で、開創120周年記念事業のひとつとして開催しました。東照寺も17日のブログに載せたように、別当の一人。群馬県の長徳寺ご住職の酒井大岳先生を招き、「喜ばれる悦び ― 観世音菩薩のこころ ―」と題して、笑いとうなずきの連続のお話でした。

 講演の前には、法要が執り行われ、般若心経を読み上げ、新西国の御詠歌2曲を浄光という節で唱えました。数ヵ寺から20数名の梅花講員の方がステージ上に登りお唱えをしていただきました。
 東照寺の講員さんも5名が登壇。練習の成果を披露してくれました。

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                                      住職の妻は詠題担当(左)


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 客席には、多くの檀家さんの顔も見受けられました。帰り際に、「とってもいいお話だった」との声を掛けていかれる方、「抽選で色紙が当たった」と嬉しそうにされる方、「こんな色紙だった。わたしにピッタリだわ」と見せてくれる方もいました。みなさん、いい顔をして帰られたようです。

 講演終了後、銀山温泉で酒井先生を含め6名でお酒をいただきながらの交流会に参加しました。色々な話を交わしながら、にこやかに、そして、和やかな交流が行えました。これも観音さまのご利益ですね。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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