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函館 高龍寺様参拝と登別温泉の旅

7月6日 ( 金 ) ~ 8日 ( 月 ) の二泊三日で、
≪ 函館 高龍寺様参拝と登別温泉の旅 ≫ に行ってきました。
私を入れて21名。

仙台駅から、皆さん初めて体験する “ 北海道新幹線 ”
帰りは新千歳空港から山形空港までの空路で。

天候はほとんど曇り空。
熱くもなく寒くもなく、風もなく、過ごしやすかったのですが、函館山からの夜景が雲で一切見えず!
今回の旅行で唯一残念な出来事でした。
それでも、山頂からの帰り道、中腹からは見えたので、百万ドルの夜景の素晴らしさは感じることができました。


そして、なんといっても、第一の目的でありました高龍寺様の参拝ですが、方丈様直々に寺の歴史についてお話をいただき、諸堂のご案内もしていただきました。

函館の大火により、現存する建物は明治時代に建立されたという、堂宇としては、まだまだ新しいものでありながら、10の建物が国の登録有形文化財となっています。
その理由は、建築物の素晴らしさはもちろんですが、寺院の伽藍配置などが整っていることが北海道の地でありながらもということがあるのでしょうとのお話でした。
なんにしても、207の彫刻が施された総ヒバ造りの山門、総ケヤキ造りの本堂 ( 一尺四寸の丸柱を39本を使う北海道随一の寺院建築 ) などなど、彩色がなされない木本来の美しさを見せるという禅宗の建築物としての重厚さが感じられました。

建物の威圧感を感じながらも、笑いを交えた方丈様のご案内をいただき、参拝後のバスの中では 「 参拝できてとっても良かった 」 との声を何度も聞きました。


2019.07.06 高龍寺様 1
最初に、方丈様からのお話をいただきました。

2019.07.06 高龍寺様 2
そして、本堂へ。

2019.07.06 高龍寺様 3
5名が大木魚を鳴らす体験。 貴重な体験です。

2019.07.06 高龍寺様 4
五百羅漢堂。 笑福亭鶴瓶師匠が 「 鶴瓶の家族に乾杯 」 で訪問し、自分に似た羅漢様を見つけたとのこと。
鶴瓶師匠のフェースブックで紹介してます。

2019.07.06 高龍寺様 5
本堂前で記念撮影。

2019.07.06 高龍寺様 6
山門前では、着替えられた方丈様と一緒に撮影。

2019.07.06 函館夜景
残念ながら、山頂からは見えませんでしたが、中腹で見れました。

2019.07.07 トラピスチヌ修道院
高龍寺に勤めている弟子夫婦も午前中同行しました。

2019.07.07 五稜郭タワー
五稜郭タワーで。 名ガイドさんでした。

2019.07.07 昭和新山
車窓からの昭和新山。

2019.07.07 宴会
初日は、夜景を見るためにバイキングでの夕食でしたが、二日目は宴会。得意のカラオケもジャンジャン盛り上がりました。
写真は、妻の昔語りで拍手をもらっているところです。

2019.07.08 登別地獄谷
最終日は、ホテルからすぐ近くの登別温泉地獄谷へ。
足に自信のある方は、奥まで歩きました。

2019.07.07 サケのふるさと千歳水族館
最後に観光したのは、サケのふるさと千歳水族館。
餌付けの時の小さなサケの俊敏な動きはすごかった。
ドクターフィッシュから古い角質もいっぱい取ってもらいました ( 笑 )
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恐山参拝

8~9日の一泊二日で “ 恐山参拝 ” に行ってきました。
総勢25名。大型バスでゆったり。
二日目には、後の座席はサロンカーで盛り上がりました。

梅雨の時期という心配も一掃の晴。
初日は特に雲ひとつない大晴天でした!
盛岡を過ぎて左に “ 岩手山 ” がクッキリ。
陸奥湾を左にして走る “ はまなすベイライン ” からは、恐山の南側に位置する “ 釜臥山 ” もクッキリ。
浅虫温泉のホテル 海扇閣からのオーシャンビューも最高。
特に、最上階 ( 9F ) の展望風呂からの眺めは、みなさん喜んでいました。
晴天ならではのことです。


ただし、一泊の行程ですから出発時間がどうしても早くなりました。
当初、5時の予定でしたが、余裕を持たせるために一時間早めて4時に尾花沢を出発。
日が長い時期ですから暗くないのが救いでした。
みなさんお疲れかと思いきや、翌日も元気に観光、買い物にフル回転。
笑顔満載の参拝団でした。


そうそう、恐山のことを書かなければなりませんね。
12時40分頃に到着。
まずは記念撮影。

H29.7.8 恐山参拝 集合写真


その後、恐山のガイドさんが2名。
2班に分かれて境内地を1時間強、説明をしていただきました。
「 ガイドさんの説明があって、よかった! 」 と。
説明なしで散策するのとは大違いです。

H29.7.8 恐山参拝 2

H29.7.8 恐山参拝 3

H29.7.8 恐山参拝 4

極楽浜からの宇曽利湖も、とてもきれいでした。

恐山のイメージにあるおどろおどろしい雰囲気ではありませんでしたが、山の奥に突然と現れる大寺院と、硫黄の匂いが霊場を感じさせられました。


14時から地蔵殿でのご祈祷。
14時40分から希望者のみによる本堂でのご供養。
お袈裟を掛けて、ご一緒にお参りをさせていただきました。

参拝団員それぞれに思いと願いが込められた一日となりました。

H29.7.9 海扇閣
ホテルの部屋 ( 3F ) からのオーシャンビュー

H29.7.9 立佞武多の館 3
立佞武多 ( たちねぷた ) の館でお囃子の体験も

H29.7.9 立佞武多の館 2
立佞武多 ( たちねぷた ) は3体 迫力ありました。
上からも見れるのがよかったですね~!

東照寺企画 “ 恐山と浅虫温泉 1泊2日の旅 ” 参加者募集

今年も残り半月ほどとなりました。
そろそろ年賀状を書かなければ・・・。などと思っているのですが、ほかにやることもあってまだ手に付きません。
もう少ししたらなどと思っていると元旦に届く投函日が迫って来るんです。毎年です。
「 いやいや、今年こそゆったりした気分で 」 とは考えているのですが・・・。


さて、来年のことですが、

東照寺企画の
  “ 恐山と浅虫温泉1泊2日の旅 ”

                         を計画しました。

平成29年 7月8日~9日 の土日です。
今回はそのご案内です!

≪ チラシはこちらを見てください ≫

募集人員は40名。最少催行人員は15名。
東照寺の檀家さんには正月に 『 東照寺報 』 と一緒にチラシを配付して募集します。
檀家さんが優先となりますが、檀家さん以外でも受け入れは可能ですのでよろしければご連絡下さい。


恐山は、比叡山・高野山と並ぶ “ 日本三大霊場 ” と言われているようです。
1154年前の貞観4年 ( 862年 ) に、天台宗の慈覚大師が開かれた霊山と伝えられているそうです。
現在は、東照寺と同じ曹洞宗の寺院。
“ 恐山菩提寺 ” が正式な寺院名なんですね。

恐山と聞くと、 “ イタコさんの口寄せ ” が有名で、亡くなった方の霊を呼び寄せて話を聞いて来るというものです。
今は、イタコさんは常時は居なく、年に2回の大祭の時だけとか。
そもそも、イタコさんは恐山菩提寺とは直接的な関係はないと、H25.11.13の禅をきく会 ( こちら参照 ) で、菩提寺の院代である南直哉師から聞いていました。
今回は、大祭期間中ではないため、イタコさんの口寄せは予定に入っていませんが、参加者の御祈祷の後、先祖のご供養を希望する方の先祖供養、そして、恐山の専属ガイドさんによる案内の時間をとっています。

そして、夜は 浅虫温泉 海扇閣 にてゆったりと・・・。楽しい時間もたっぷりと・・・。

最上三十三カ所観音巡礼

11・12日の一泊二日で、最上三十三カ所観音巡礼に行ってきました。
一行18名。

H28.06.11 12 最上三十三カ所観音巡礼 1
第一番 若松観音で記念撮影 ちょっとボケてしまいました。


初日が14カ所しか回れず、二日目に20カ所を回ることになりました。

人数的にマイクロバスでなく中型バスになり、乗り心地は良かったのですが札所の間近まで行けないこともあって時間が掛かってしまいました。
庭月観音に到着したのが夜の8時過ぎ。
6月という日が長い時期にもかかわらず、もちろん真っ暗。
懐中電灯を借りて観音堂へ向かいました。
別当さんにもご迷惑を掛けましたが、観音堂でのお参りの後に、快く、本堂でのお参りもさせていただけました。

時間が押しているのは二日目の初めからわかっていたのですが、お唱えだけはしっかりと行いたいという参加者のお気持ちが感じられて、開経偈から普回向まで、心を込めたお参りをして来ました。


外は真っ暗な中、本堂での最後のお参り。

“ 笈摺(おいずり) ” の御詠歌
   今までは 親と頼みし おいずりを
          脱ぎて納むる 庭月の寺

御詠歌のお唱えが終わり、合掌する参加者の心に達成感、安堵感、充実感・・・、心の中にいろいろな思いが湧きあがって来たようです。
目頭を熱くする方、止まらぬ涙をぬぐう方、それぞれに今回の巡礼のご利益と言える心に宿った何かが生まれたものと思います。

参加者のみなさん、お疲れさまでした!


H28.06.11 12 最上三十三カ所観音巡礼 2
階段を上るのも観音様に会えるありがたさ。巡礼ならではです。

H28.06.11 12 最上三十三カ所観音巡礼 3
第二十四番 上の畑観音のご住職よりお話もいただきました。
「 特別に 」 と、御簾を上げて観音様を拝ませてくださいました。

大本山總持寺団参

暑いですね
昨日は全国的な暑さで猛暑日が各地で観測されたとのことです。

11日から2泊3日で横浜市鶴見の大本山總持寺へ檀家さんと参拝に行ってきました。
初日に本山へ宿泊。翌日は千葉県の勝浦温泉、ホテル三日月。
神奈川から東京、千葉へと、関東方面は暑いだろうな~。などと思っていたのですが、昨日に至っては、山形市で37.2℃の猛暑

フェーン現象で、北陸から東北の日本海側が特に暑いのだそうです。
台風の影響でしょう。
さっき、テレビでの情報ですが、フェーン現象を、昔、“ 風炎現象 ”と書いていたとか。
カタカナよりも実感が湧きますね。

今日も暑いです
今、午後3時。書斎の気温は32℃。
2階はもっと暑いだろう。
東照寺の1階にはエアコンはありません。水分補給と扇風機、そして、なんといっても “ うちわ ” で頑張っています

今、ネットでニュースを見たら、群馬県館林では、39.3℃。福島でも39℃を越えたとか・・・。
高温注意情報が各地に出されたようです。
みなさん、熱中症に十分注意しましょうね

今日のブログにはがいっぱいになってしまいました。



さて、一昨年の永平寺団参に引き続き、今年は總持寺を参拝してきました。
今年は、總持寺の二祖(2代目)峨山韶碩(がさんじょうせき)大和尚様が遷化されて650年を迎えます。
650回大遠忌(だいおんき)の年で、全国から大勢の檀信徒がお参りに訪れています。

参加者は18名と少なかったのですが、バスは大型。
一人ずつ席を使っても余ってしまうのですが、それゆえにゆったりして疲れなかったようです。
天候にも恵まれすぎて、暑いのが難点だったかな? とは、贅沢かもしれませんね。


【 初 日 】

若い雲水さんから 諸堂案内 を受けました。

H27.07.11 大本山總持寺団参 1
“ 百間廊下 ”  
毎日の雑巾掛けがワックスのように光ります。

H27.07.11 大本山總持寺団参 2
修行僧の生活ぶりも説明を受けました
10数kg痩せる人も珍しくないですよ。ダイエットにはもってこいと、笑わせます。

H27.07.11 大本山總持寺団参 3
紫雲台(しうんたい)  総ヒノキ造りの大書院
禅師さまが全国の住職さんと接見する部屋です。

H27.07.11 大本山總持寺団参 4
薬石(やくせき 夕食)
お客様用の夕食です。
修行僧は、ご飯に味噌汁、煮物が二品のみ。


【 2日目 】

H27.07.12 大本山總持寺団参 1
小食(しょうじき 朝食)風景
食事はすべて椅子とテーブルでした。足の悪い方が多いからだそうです。
薬石も小食も “ 美味しかった ” と評判が良かったですね。

H27.07.12 大本山總持寺団参 2
川崎大師(真言宗智山派)参拝

H27.07.12 大本山總持寺団参 3
海ほたるサービスエリア
東京湾横断道を通って千葉へ
天気が良すぎて、残念ながら遠くが霞んで見えませんでしたね。

H27.07.12 大本山總持寺団参 4
太海フラワーセンターで昼食
山育ちには海を見ながらの食事はいいもんです。

H27.07.12 大本山總持寺団参 5
鯛ノ浦遊覧
大きな鯛が近寄ってきました。
禁漁区(?)なので、鯛も安心しているのだとか。
波が高いため、いつもより短めだそうですが、揺れる船にもかかわらず、デッキに出ていた女性陣が大興奮。
デッキに出た男性は住職のみ。
船にさえ乗らない男性が2人。男は慎重なんですね~。
女性の方が圧倒的に元気です!!
船が揺れて、一瞬、腰が砕けた方もいらっしゃいましたが、笑顔いっぱいでした。

H27.07.12 大本山總持寺団参 6
夜の宴会
歌も交えて楽しいひととき。
写真は、あとあと問題にならないように1枚だけにしました。


【 3日目 】

H27.07.13 大本山總持寺団参 1
成田山新勝寺参拝
まだ新しい山門で記念撮影。

H27.07.13 大本山總持寺団参 2
新勝寺の本堂から三重塔をバックにして。


楽しく意義ある3日間だったのではないでしょうか。


初日の夜、總持寺での法話では、二祖峨山韶碩大和尚様のご遺徳に学ばせて頂きながら、自分たちが簡単にできることとして、言葉と表情を変えればいいと教えられました。
一言で言えば “ 和顔愛語(わげんあいご) ” ですね。
是非、それを実践してほしいです。
それを実践すれば、家族から、 「 お寺の行事には、また行ってきなさいよと言ってもらえるでしょうから 」 と、バスでの最後のあいさつをさせてもらったところです。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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