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緑蔭禅の集い

山形県曹洞宗青年会 北村山支部主催の小学生を対象にした坐禅会が開催されました。
毎年夏休み期間中に行うのですが、今年で47回目を迎える伝統のある坐禅会です。
青年会に加入している若い和尚さん方のご寺院を毎年持ち回りで行っており、今年は尾花沢市上柳渡戸(通称 寺町)の薬師寺様で、7月27日(水)~29日(金)の2泊3日で行われました。

H28.7.29 緑蔭禅の集い12
薬師寺様の本堂裏の池にスイレンが咲いていました。

H28.7.29 緑蔭禅の集い08
会場の薬師寺様。 山門と奥が本堂。


青年会と言っても、北村山支部では50歳までのお坊さんということで、世間で言うところの青年の範囲を逸脱しているのではと言いたくなるのですが、それは置いといて ということで・・・。
ですから、私も7年ほど前まで会員として参加していました。
卒会してからは、賛助会員としてたまに声が掛かるんです。

今回も 「 坐禅会の閉会式でおこなう法要にご参加ください 」 との案内があり28日の夜からお手伝い ( あまり役にはたちませんが ) に行ってきました。

久しぶりの坐禅会ですが、 「 子供たちがおとなしいな~ 」 という感じがしましたね。
以前は、大きな声で注意する場面が多かったのですが、今の青年会の和尚さんたちの指導がいいからかもしれませんね。

今は、副住職が会員となっているのですが、別の用件で山梨県まで行っており坐禅会にはほとんど顔を出せなかったようです。


初日の夜には演奏会があって、 「 東照寺写経の会 」 に参加している加藤望さんも演奏に来てくださったようです。
残念ながらそちらには行けなかったので、写真もありませんが・・・。
望さんも坐禅会と私が結びついていなかったようで、その日になって連絡をもらったものだから、ほんとに残念!


北村山全域から50数名の参加。
地元の尾花沢市内の小学生が少なかったのにもビックリ。
毎年のリピーターが多いのにもビックリ。
5年連続参加の子も大勢いました。

元気に「 来年も参加するよ~ 」 との声がそっちこっちで聞こえました。


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最終日の朝、起きてすぐの坐禅風景。

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玄関の履きものもきちんと揃っていてます。 気持ちがいいですね。

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ラジオ体操。 元気良く。

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小食 ( しょうじき 朝のご飯 ) 。 重めのお粥とリンゴと漬け物のみ。

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“ 五観の偈 ( ごかんのげ  食事の際のお唱えごと ) ” を唱えて
一緒に 「 いただきます! 」

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休憩時間はそれぞれの遊びをしていました。

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「 緑蔭禅 」 木陰を見つけて、頬に風を受けながらの坐禅。

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閉講式の風景。 朝のお勤めでも “ 般若心経 ” を一緒にお唱えしたりします。

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連続参加の子たちの表彰。 5回連続が10人ぐらいいたかも。
毎年来たくなるくらい楽しい坐禅会なんです。

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帰りに尾花沢スイカを食べて。

H28.7.29 緑蔭禅の集い04
坐禅会での出来事をお家の方に話しながら・・・。

H28.7.29 緑蔭禅の集い05
新しい友達もできたのかな? みんな楽しそう!
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平井慶祐氏写真展・講演会

昨日、東根市羽入の林松寺様において、1月4日のブログで紹介しました、山形曹洞宗青年会北村山支部主催による ≪ 震災復興支援事業 ≫ 『 平井慶祐氏写真展・講演会 - 笑顔でツナガル - 』 がおこなわれ、平井氏の講演を、副住職は事務局ですからもちろん出席しましたし、私の妻も参加してきました。

H26.02.11 平井慶祐氏写真展・講演会 1     

妻より、講演内容の一部を次のように聞きました。


・震災後、香川県から石巻に移り住んでいるのは、無残な姿となってしまったまちが、力強く復興していく姿を見続けていくことは、自分自身の人生に大きな影響を与えてもらえると思ったから。
・「震災を忘れずに!」とよく言われるが、その時の苦しみを持ち続けたら苦しくて生きていけない。人間は忘れることができるから生きていけるのだ。
「忘れない」ということは、その時のことをちゃんと思いだすことができるということだと思うし、そうありたいと考えている。
・3人の若者が力を合わせ、壊滅的だった海苔の養殖に取りかかっている。彼らの仕事の手伝いをしたいと、全国を歩き回っている。
・そののり漁師の一人の父親の笑顔を撮った写真が大好きだ。なんとも言えない笑顔。被災地には多くの笑顔がある。悲しみに暮れているばかりの人たちではない。笑顔で繋がっていることを写真は見せてくれる。


このようなことだったようだ。
また聞きで文章にしたため、適切かどうかわかりませんが、講演会で購入してきたポストカードの写真を見ると、このようなことを伝えたいのだろうということが感じられます。

     
H26.02.11 平井慶祐氏写真展・講演会 2

     H26.02.11 平井慶祐氏写真展・講演会 3


講演会後に、被災物故者の慰霊法要を行い、参加者にお焼香をしていただきました。

     H26.02.11 平井慶祐氏写真展・講演会 4


一か月後には丸3年となります。
“ 「震災を忘れずに!」とよく言われるが、その時の苦しみを持ち続けたら苦しくて生きていけない。人間は忘れることができるから生きていけるのだ。「忘れない」ということは、その時のことをちゃんと思いだすことができるということだと思うし、そうありたいと考えている。” とありましたが、被災地の方にとってはそうなんだろうなと感じました。
だからこそ、「笑顔でツナガル」というタイトルになるのでしょう。


しかし、直接的な被害を受けなかった私たちにとっては、やはり、「震災を忘れずに!」なのだろう。

平井慶祐氏写真展・講演会 予定

山形曹洞宗青年会北村山支部主催による

≪ 震災復興支援事業 ≫
『 平井慶祐氏写真展・講演会 - 笑顔でツナガル - 』 が行われます。

平井慶祐氏写真展・講演会 1

☆ 写真展
  期日 平成26年1月11日(土)~2月11日(火)
      午前9時~午後5時
  会場 1/11~1/17 村山市楯岡湯沢  祥雲寺様
      1/18~1/24 東根市観音寺    龍泉寺様
      1/25~1/31 東根市荷口     本源寺様
      2/ 1~2/11  東根市羽入      林松寺様
    ○ 写真展は <無料>
    ○ 会場には物品販売ブースも準備しています。

☆ 講演会
  期日 平成26年2月11日(火)
      午後3時~午後4時30分
  会場 東根市羽入  林松寺様
    ○ 講演会は <500円>

平井慶祐氏プロフィール ・・・ 笑顔のカメラマン
  フリーの写真家
  以下、こちらを参照 → http://funny3.seesaa.net/category/7877967-1.html
  香川県出身ながら、2011年の震災後に石巻に拠点を移し、人々と寄り添いながら撮影三昧の日々だそうです。

平井慶祐氏写真展・講演会 2

主催の「山形曹洞宗青年会北村山支部」には、私も若い時に会員でしたし、副住職の崇紀がこの事業の事務局を担い、ポスターにも書かれているように(見えにくいかもしれませんが)連絡先にもなっています。
ということで、ブログに載せてみました。

興味のある方もない方も、是非、足を運んでください。

“笑顔でツナガル”というテーマです。
どのような写真が展示されるのでしょう。
大震災を受けた後の被災者の“笑顔”なのでしょうか?
カンボジアなどの海外での人々の“笑顔”なのでしょうか?
それとも・・・?
私もわかりませんが、講演の内容も興味深いです。


菩薩行として、『無財の七施(むざいのしちせ(ななせ))』というのがあります。
お金のいらない施しに、7つあるというのです。
http://tousyouji.blog.fc2.com/blog-entry-35.html 参照

そのなかのひとつが“和顔施”
自分の笑顔を向けることにより、相手が喜びを得られるということです。

この度の写真の笑顔から、私たちも得られるものがあるのではないでしょうか。
そして、その得られたものによって、和顔愛語(わげんあいご)の生活ができるようになれればいいですよね。

私も楽しみにしています。


プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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