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悲しい知らせ

昨日は、頭が回らなかったのと、書くのを躊躇したので記載しませんでした。


昨日、母が亡くなりました。数えの88歳。米寿です。

4月に、子、孫、ひ孫全員参加で米寿の祝いを天童温泉で祝いました。
今年は父の七回忌の年で、「また、ご法事で会おう」と声を掛け合ったのですが、無常にも母の葬儀で顔を合わすことになってしまいました。


病院に連れて行き、14時間後には亡くなってしまいました。
様態の変化は、死にまっすぐ進んでいくような感じで、苦しみもせずに旅立ちました。


かなしい話を載せることに抵抗もありましたが、これも毎日の、日々の動きのひとコマととらえようと考えました。


88年の生涯。お疲れ様でした。 ありがとうございました。
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うぐいに合掌

今日は、隣寺の大般若会で随喜させていただきました。
檀信徒が集う儀式はいいものですね。


その後、15時から当寺の集落での「ウグイの試食会」という行事に参加しました。十数軒しかなく、尾花沢市で一番小さい集落かな?
集落内に流れる赤井川のウグイを捕まえる方がいらっしゃって、毎年行われます。

せつき

山椒味噌というものを付けて焼くのですが、とてもおいしく料理していました。

命をいただくことに、ありがたく合掌し、ご馳走になりました。

一升瓶からの冷たいお酒がこれまたおいしかったですね。


朝食前の朝仕事で、境内の草刈りで2時間ほどの作業をしたり、午前中のご法事などもあって、汗もそれなりにかいたせいもあるのか、食べ物とお酒は特においしく頂きました。 ご馳走様でした。合掌。

可愛いさくらんぼ

7月20~22日に永平寺参拝に行きます。
41名の参拝申込があり、今日、参加費の徴収と事前説明会を開催しました。

旅行会社の方から、いろいろと説明がありましたが、「本山では3時30分の起床です」との話に、「やっぱり!」との喜びの声?が上がっていました。
9時就寝を事前に練習しておかなければとの声も聞こえました。

本山参拝は、プチ修行の気持ちを持っていただく、これがいいのだと思いますよ。

一か月後に迫りました。楽しみです。みなさん、体調を万全にお願いします。



今日、お二人からさくらんぼをいただきました。
箱に入った販売されているきれいなさくらんぼと、もう一人の方のが珍しいさくらんぼです。

          ふたごのさくらんぼ 沢山

わかりますか?

全部、ふたごのさくらんぼなんですよ。
ひとつの茎からふたつ実が付いています。

さくらんぼ農家へ収穫に働きに行っている方が帰り際に持ってきてくれました。
商品にはならないのだそうです。規格外になるんでしょうね。
かえって珍しいですよ!
結婚式にはピッタリとも思えるけど・・・。

山盛りだと見にくいので、このように写してみました。

          ふたごのさくらんぼ ひとつ

これは、特に茎がくっついていて、ふたごがふたつ、よつごのような感じかな?

おいしさは同じなんだろうにね。

よく、曲がったキュウリが売れないのと同じでしょうが、かえって、まっすぐなキュウリの方がおかしいんじゃないかと思ったりもするのですが。
切って食べればわからないんだから。

変な篩(ふるい)にかけることないのにしたいもんです。

「正見」(しょうけん 仏の正しい見方)を心がけたいな~。


なんにしても、さくらんぼ、どちらもおいしくいただきます。
お客様にもお出ししますよ。

ありがとうございました。

お墓掃除/桑の実

今月29日が先住21世の七回忌命日、午後3時から法要を予定しています。

朝食前の朝仕事でお墓の掃除をしました。近づいたら再度しますが、事前の掃除です。
きれいに磨くと喜んでいただけると思えるので、こちらの気持ちもいいもんです。

   桑の実    墓(歴代住職)

墓地からの帰りに桑の実を見つけました。
桑の実で思い出したのが、次の歌です。

「赤とんぼ」
1.夕焼小焼の、赤とんぼ 負われて見たのは、いつの日か
2.山の畑の 桑の実を 小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか
3.十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き お里のたよりも、絶えはてた
4.夕焼小焼の、赤とんぼ とまっているよ、竿(さお)の先

子供の頃に、真っ黒くなった桑の実を喜んでほおばったことを思い出します。
今食べると、酸味も甘みも少なく、おいしいとは思えないのにね。
いっぱいとって、ポケットに入れていたらつぶれて、ぐちゃぐちゃになって叱られたことも記憶に残っています。
あの頃はおいしいと思って食べたんだよな~。
ほかにも、名前もわからない実をすっぱいとか甘いとか言いながらたべたっけな~。
野山を泥んこになりながら友達と駆け回っていたころは、もう40数年前のことです。

この歌に出てくるもので、この田舎の尾花沢でも残っている風景は、「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「山」「畑」そして、数少ない「桑の実」しか見ることができません。そう、「山の畑の桑の実」という姿は見えません。もう、畑に桑は植えられていないんです。
養蚕が盛んだったのは、昔の話。農家では、家の中に蚕と人が同居していたんです。寝ていると蚕が顔のところに落ちてきたなんてこともめずらしくありません・・・。

写真の桑の実は自生していたもので、栄養も少ないせいか小ぶりです。
まだ白い実もあり、黒くなったのは少ないね。


今日の朝仕事でお墓を掃除したことへのご褒美に、子供の頃を思い出させてくれたのでしょう。歴代住職さま方からのお礼と思っています。


その桑の実を見て、妻は、「この実、何?」とのこと! 「じぇじぇじぇ!!!」(NHK あまちゃんの影響です ^_^; )
宮城県の農家の娘にもかかわらず、「あたし、桑の実は知らな~い。都会っ子だから~」とのこと。養蚕は本当に小さい頃にやっていたことは覚えている程度だそうです。


今の世の中の変化がスピードが加速しています。これからどうなるのかは想像がつきません。
でも、「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「山」は変わりなく当分受け継いでいくでしょう。できれば「畑」もといいたいのですが・・・。

千葉からのお客様/あじさい挿し木

今日は、男女お二人、千葉県からお参りにおいでいただきました。毎年6月においでです。
いつも通り、お経を一緒にお唱えし、先祖供養をしていただきました。

お二人の関係は、おばあさまと同居のお孫さん。数日かけて恒例のルートをドライブで巡るそうです。
おばあさまの笑顔は、お孫さんへの感謝。そして、お孫さんもおばあさまに対する感謝。相乗効果により、より幸せな笑顔となってくるのでしょう。

先日の千手観音さまの造立・改修事業に対しても、早々にお電話をいただき、支援金を郵送していただきました。
先祖供養の前に、まず、観音さまに手を合わせてお参りされました。立派に完成した観音さまに大変喜んでいただきました。

また、一年後にお会いすることを約束し、見送りました。 


さて、あじさいの増殖に取り掛かって早10年程になります。
最初の頃は適当に、育てばいいかな程度でやっていたので挿し木の成功率もあまりよくなく、発根したものだけで少しずつ境内に定植してきたところです。

あじさい挿し木1 今日の挿木  あじさい3年目 三年目 今年定植予定

今日も、庭にある枝を切り、挿し木をしてみました。
去年は、暑さきびしく、今までにないくらいの失敗でした。

新しい品種もと思いますが、なるべく費用をかけずにと思うと、増えませんね。
去年、檀家さんで鉢に立派に植えたピンクのあじさいをもらい、その新芽を先日も挿してみたところです。
交換しようと言ってくれる方おりまして、少しずつですが努力していきますので、見守ってください。

こちらは、一般的なあじさいは、7月に入らないと本格的に咲きません。今、咲いているのもありますが、花の小さいものです。咲いたらアップします。

梅雨入りの日/酒井大岳仏教講演会

 梅雨入りが宣言されました。東北地方は、昨日、6月18日、例年より6日遅い梅雨入りです。
 5月から暑い日が続きました。梅雨前に、こんなに夏日を経験するというのもあまりないですね。昨日からは、過ごしやすい気温に戻った感じです。
 花や作物には恵みの雨です。でも、くれぐれも降りすぎないようにと願っています。天気予報があやしいので・・・。

  芍薬    女中菊

               あじさい アジサイの花はまだまだ
     

 昨日、尾花沢市のサルナートで「酒井大岳仏教講演会」が開催されました。
 大石田駅までの出迎えに行き、夕食に大好きなソバを召し上がっていただきました。
 ソバ打ちの道具を一式揃え、ご自分でも打たれるとのこと。今後、宮城県で自分が打ったソバをふるまうことになっているというほどの腕前だそうです。
 その先生が、「尾花沢のソバは本当においしいね」とおっしゃってくれました。もちろんお世辞も含まれているのでしょうが、まずは喜んでいただけたようです。

 今回の公演会は、新西国三十三所観音霊場の別当会が主催で、開創120周年記念事業のひとつとして開催しました。東照寺も17日のブログに載せたように、別当の一人。群馬県の長徳寺ご住職の酒井大岳先生を招き、「喜ばれる悦び ― 観世音菩薩のこころ ―」と題して、笑いとうなずきの連続のお話でした。

 講演の前には、法要が執り行われ、般若心経を読み上げ、新西国の御詠歌2曲を浄光という節で唱えました。数ヵ寺から20数名の梅花講員の方がステージ上に登りお唱えをしていただきました。
 東照寺の講員さんも5名が登壇。練習の成果を披露してくれました。

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                                      住職の妻は詠題担当(左)


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 客席には、多くの檀家さんの顔も見受けられました。帰り際に、「とってもいいお話だった」との声を掛けていかれる方、「抽選で色紙が当たった」と嬉しそうにされる方、「こんな色紙だった。わたしにピッタリだわ」と見せてくれる方もいました。みなさん、いい顔をして帰られたようです。

 講演終了後、銀山温泉で酒井先生を含め6名でお酒をいただきながらの交流会に参加しました。色々な話を交わしながら、にこやかに、そして、和やかな交流が行えました。これも観音さまのご利益ですね。

東照寺観音堂 千手観音開眼法要

 東照寺のできごとなどをお知らせするブログを開設します。
 頻繁に記載することができるが不安です。ぼちぼちやってまいりますので、よろしくお願いいたします。

 さて、初日の記事は・・・。

 東照寺の観音さまについてです。
 東照寺の観音さまは、新西国三十三所観音霊場の第二十三番札所になっています。
 新西国とは、西国三十三所観音霊場を身近な所に再現したもので、各地に「地回り観音霊場」としてつくられています。東照寺付近では、120年前に尾花沢市と大石田町にある寺院や観音堂の観音さまを定め、信仰を集めました。
 ですが、東照寺の観音像は、いつの頃か光背と台座のみを残して、御本尊は盗難にあったのだそうで、長い間、仮の小さい千手観音を祭ってきました。
 そこで今回、新西国開創120周年を機に、住職の発願により千手観音さまとのご縁を結ばれる方を募り、完成を見、昨日、開眼法要を営むことができました。

    完成した千手観音様です 完成した千手観音さまです

 観音堂に安置するのが本来ですが、お堂は高台にあり、足腰の悪い方が手を合わせられないということもあり、来春までは本堂にまつります。
 どうぞ、手を合わせにおいでください。

 今日、山形新聞の記者が取材に訪れてくれました。
 記事にしてくれるのかな?
 少しでも多くの方に手を合わせてほしいので、是非是非、記事にしてほしいものです。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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