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母の小祥忌

6月24日の命日を前にして、21日に当寺二十一世内室 文山清容禅尼 小祥忌(しょうしょうき 一周忌)法要を厳修いたしました。

H26.06.21 母 小祥忌 1

H26.06.21 母 小祥忌 2

法類の方丈様方をはじめ、親戚はもちろん、寺の役員の方々、地域の方など、60数名の方々においでいただき御焼香をしていただきました。

母の子供たちは連れ合いも全員出席し、直系の孫たちは1名だけ欠席となりましたが、遠方からも駆けつけてくれました。


母を偲びつつ、夜、子、孫たちで語り合いました。
「来年は3回忌。また会おう。」の声。
昨年は米寿のお祝いの集いをし、子・孫・曾孫、全員参加で楽しい時間を過ごしましたが、亡くなった後にも親族の集いを母が作ってくれます。
これまた母に感謝です。
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あじさい 開花

雪国のお寺にあじさいがやっと咲きました。
と言っても、たったひとつ

「 いまごろ? 」と言われてしまうかもしれませんが、それでも、平年より早いんですよ。


H26.06.15 あじさい 2
現在、唯一の開花。
H26.06.15 あじさい 1
他は、ほとんどこんな感じ。咲くまではもう数日掛かりますね。


おとといの御詠歌の講習会の時に、東照寺の檀家さんでない方から 「 あじさいの咲いている時に来たかったです 」 と声を掛けられ、「 7月にならないと咲き揃わないので、その頃に来てみてください 」とお答えしました。
東照寺に今回来られて、境内のあじさいの状況を見てそう思われたのかと思ったのですが、妻が同じ人と思われる方と会話をしたようで、「 ブログを見てくれていて、あじさいのことを知っていたようだよ 」 と、後で妻から聞きました。
どういうきっかけでこのブログを見ていただけたのかわかりませんが、多くの方に見ていただいているのは嬉しいですね。

ご法事などで寺においでになった時など、「 ブログを見ました 」 と言っていただけるのが嬉しいです。会話のきっかけにもなりますね。

大した内容のブログではありませんが、「 まあまあ、いいんじゃない~ 」程度に思えましたら ≪ 拍 手 ≫ をクリックしていただけただけで嬉しいです。
コメントなどいただければ、更に嬉しいですが、ご返事が遅れる場合がほとんどですので、その際はご容赦ください。


咲き揃ったらブログに載せますので、楽しみに?してください。



庭の 「 しゃくやく 」 も咲きました。

H26.06.15 しゃくやく 1

H26.06.15 しゃくやく 2

梅花流檀信徒一日講習会

昨日、曹洞宗山形県第一宗務所管内梅花流師範会主催の檀信徒一日講習会が東照寺で行われました。
東照寺講の講員が12名。他の3つの講より講員さんが5名参加され、合計で17名の方々。
主催者側の師範会員は、塚本会長をはじめ、私を含めて9名。

10時から開講式を行いました。
講習内容は、最初と最後に全員での全体講習会。途中、3分科会に分かれて講習を行いました。

H26.06.13 檀信徒一日講習会2

H26.06.13 檀信徒一日講習会1

8月に行われます検定に臨む予定の方々にとっては、検定課題曲を指導してもらえるということで、特に熱心に受講していたようです。
緊張の一日でもあったでしょう。お疲れさまでした。


御詠歌を勉強するのは、上手に唱えることだけが一番の目標ではないですが、できれば上手にお唱えしたいという気持ちは誰しもあることですね。
そして、上手になるための努力をするということ、研鑽するということ、この姿勢も大事なことです。

御詠歌はお経よりもわかりやすいということもありますが、お釈迦様の教え、道元禅師、瑩山(けいざん)禅師の教えが理解しやすいですね。


是非、梅花流御詠歌のお唱えを聞いてみてください。  ≪ ここをクリック ≫
 


梅花流の代表的な曲 『 三宝御和讃 』

この御和讃は、梅花流で最もお唱えする機会が多い曲であり、仏教徒であれば、他の宗派でも通用する内容の曲でもあります。


曲のタイトルの「 三宝 」とは、「 仏 法 僧 」のことで、

「 仏 」は、お釈迦様をはじめとする多くの仏様のこと

「 法 」は、お釈迦様のみ教えであり、祖師方のみ教えのこと

「 僧 」は、お釈迦様の弟子から弟子へとつながる祖師方であり、そして、仏教を実践する全ての人々のこと


【 歌 詞 】

一 心の闇を照らします
  いとも尊きみ仏の
  誓願(ちかい)を冀(ねご)うものはみな
  南無帰依仏と唱えよや

二 憂き世の波を乗り越えて
  浄きめぐみにゆく法(のり)の
  船に棹さすものはみな
  南無帰依法と唱えよや

三 悟の岸にわたるべき
  道を伝えしもろもろの
  僧伽(ひじり)に頼るものはみな
  南無帰依僧と唱えよや


【 歌詞の意味 】

一 人間は、悩みや迷いで心が暗くなることがあります。しかし、そのような闇の心に明るい光を照らし、生きる道を明るくして下さるお釈迦様の教えを、実践しようと誓願する私たちであるならば、心から「南無帰依仏」とお唱えしましょう。

二 荒波に呑みこまれる小船のような私たち人間は、つらいことが多い世の中に漂うように生きています。しかし、その荒波を乗り越える方法であります、清らかなお釈迦様の教え(法)を得て、それを実践していく私たちであるならば、心から「南無帰依法」とお唱えしましょう。

三 心安らかに生きていくためのお釈迦様の教えを、これまでの長い年月大切に伝え、実践してこられたお祖師さま方を尊敬し、そして、今、その教えを一緒に実践している私たちであるならば、心から「南無帰依僧」とお唱えしましょう。

以上のような意味合いです。

ですから、すばらしい教えを示されたお釈迦様(仏)を信じ、その教え(法)をよりどころとし、仏教徒の仲間(僧)と互いに助け合う生活を送ることを誓うのが、この『三宝御和讃』です。


お唱えしながら、お釈迦様の教えに従って、「 正しい信仰に生き 」「 仲良い暮らしをし 」「 明るい世の中をつくっていく 」。
このような生活ができるように努力していきましょう。


月に2回、土曜の夜に練習会をしています。
見学でも結構です。どうぞおいでください。

向川寺本堂改修の落慶法要

本寺の向川寺では、毎年6月10日、御開山であります大徹宗令大和尚様の開山忌と納骨塔婆供養、大般若法会が行われますが、今年は、昨年完成しました本堂改修工事の完成に伴いまして、落慶大般若法要として執り行われました。

  ≪  本堂改修後の写真は こちら   ≫

なお、改修工事に対しましては、末寺の寺として東照寺の檀家さんからも一戸当たり1,000円のご寄付をしていただきました。篤志寄付をされた方もいらっしゃいます。ありがとうございました。


午前中に法要が執り行われ、中食(ちゅうじき 昼食)には、「 大石田町そば道楽の会 」のみなさんによる手打ちそばが参拝者全員に振る舞われました。
そばの香りがプーンと鼻に抜け、おいしくいただきました。
道楽の会ですから、商売人と違って採算度返しでおいしさを追求するので旨いんじゃないでしょうかね。みなさん、舌鼓を打っていました。ご馳走様でした。

H26.06.10 向川寺落慶法要 旭堂南麟師匠

午後からは、地元大石田町の民謡歌手 木村里美さんの歌謡ショー。
そして、真打登場。
上方講談協会会長の 旭堂南麟(きょくどうなんりん)師匠によります「 大本山總持寺と向川寺 」と題して、ご本山と向川寺の結びつきをご説明され、最後に、大本山總持寺様を開かれた瑩山禅師の一代記をたっぷり読んでいただきました。
前日に退院して来たばかりという病み上がりの中ではありましたが、さすがにプロです。
満場の拍手の中、講演会も無事終了。

開創650年記念事業として行われました本堂改修工事の落慶法要も無事円成しました。


まずは、ご報告です。


裏 話 ・・・・ 受付係で供養の塔婆を書いていいたところ、急遽、維那 ( いのう 読経を唱える時に最初に独唱し、読経後の回向も独唱するなどの役 ) をするようにと、法要開始10分程前に向川寺のご住職からのご指名がありまして、あわてて法衣に着替え、回向帳 ( 回向の文言が書いてある本 ) に目を通して本堂へ。
なんとか3つの法要を勤めました。 ホッ


アヤメが咲きました

白山堂の斜面にアヤメが咲きました。

「 こんなところにアヤメがあったっけ? 」 妻と一緒に首をかしげました。
私が小さい頃に境内地でアヤメが咲いていたのは記憶にありますが、最近では見かけなかったんです。

H26.6.6 アヤメ

H26.6.9 アヤメ

写真に撮ってみましたが、ブログに載せるのにチョット躊躇しました。というのも、「 いずれアヤメかカキツバタ 」という言葉があるじゃないですか。
「 どれも美しくて優劣をつけがたく、選ぶのに迷う 」というような意味ですが、「 似ていて、見分けがつかない 」という意味合いもあるようです。

ということで、この花はアヤメなのか? カキツバタなのか・・・?
いろいろと調べてみましたところ、アヤメとカキツバタのほかにも似ている花があるんですね~。
アヤメは漢字で「 菖蒲 」と書きますが、「 菖蒲 」は、ショウブとも読みますよね。
そうなんです。① 五月節句の時に菖蒲湯としてお風呂に入れる「 菖蒲( ショウブ 花はアヤメのように目立った花ではありません。湿地に生える ) 」
②「 花菖蒲( ハナショウブ 花が咲く。 湿気の多い草原に生える ) 」
③「 アヤメ( 漢字で書くと菖蒲。 排水の良い草原に生える ) 」
④「 かきつばた( 漢字で書くと杜若。 湿地に生える ) 」
以上、4種類、名前が似ているものや、花や葉が似ているものがあるんだそうです。

ショウブはサトイモ科で、それ以外はアヤメ科の違いもあるようですよ。

以上の違いを踏まえながらこの花を見てみると、花びらの模様などからしても「 アヤメ 」のようです。ということで、解決したのでブログに書いてみました。



ところで、不思議なのはなぜここに新たに咲いたのだろう? などと考えたりもするのですが、風で種が飛んできたのか、鳥が種を食べてフンを落としていったのか。いろんなことが考えられるわけですが、なんにしても、これも「 因果 」という言葉になるわけですね。

お釈迦さまがおっしゃっている「 因果の法 」
原因がなければ結果は起こらない。

種がなければ、もちろんアヤメは咲かなかったでしょうし、このブログも書くことにはならなかったということなんですが、でも、種という原因だけでは花は咲かないですよね。
途中に、養分のある土の上に落ち、雨が降り、太陽の光がそそぐという、すばらしいご縁があって、アヤメの花が咲くというありがたい結果が生まれたんです。
「 因果 」の間に「 縁 」 が入って、「 因縁果(いんねんか) 」といいます。

ましてや、アヤメは多年草ですが、種子を蒔いてから花が咲くまでに数年かかるのだそうです。数年間のご縁に感謝です。


私たちも同じなんですね。
父母(本来はもっともっと遡るわけですが)があって、人間としての命をいただいたのですが、誕生後に、なんのご縁もなく今の自分がある人は誰一人いませんよね。
おっぱいやおむつの交換から始まって、家族に守られ、多くの先生方の導きを得、親戚縁者、友人、先輩、同僚・・・。数えきれないほどのご縁があって今があるのです。
多くの太陽の光や雨がそそいでくれました。そして、今も続いています。
自分一人で生きている人はいません。

逆に、自分がいるからこそ回りの人たちに光となり恵みの雨となることもできるということに気づかなければなりませんね。

今、命あることに感謝し、共に 「 善根福種 」の道を歩んでいきましょう。


来年には、アヤメの株が増えるといいな~。


H26.6.6 九輪草 2

H26.6.6 九輪草 1
 九輪草も咲いています
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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