fc2ブログ

雪下ろし

昨日(28日)は、雪国に久しぶりに一日青空が広がりました。

観音堂と白山堂の雪下ろしと、登るための道作り作業をしました。
汗びっしょりです。

H26.12.28 観音堂雪おろし1
屋根のてっぺんのところに雪がこんもりと大きな塊になっているのが心配だったんですが、無事に落とせました。

H26.12.28 花音堂雪おろし4

元日参りにおいでになる方の為です。
毎年の作業なんです。
積雪が少ない年には階段が見えるまできれいにするのですが、今年は昨年以上の積雪状況ですから、雪で階段を作るんです。
下の写真でわかるかな?

H26.12.28 観音堂雪おろし3
上に小さく見えるのが観音堂。下が白山堂です。


30日の夜から一週間くらいは雪の予報ですから、せっかくの道もまた埋もれてしまうでしょうね。
大晦日に、再度、道を作らなければならないでしょう。


今年もあと二日とちょっと。
正月に向けた準備はOKですか?

私は、箇条書きにした項目をひとつずつ消していく状況です。
まだ、いろいろ残っていますので、今日は、これだけで終わります。
スポンサーサイト



両家のお食事会

先日の20日、そういえば、東京駅の記念スイカで問題があった日ですが・・・。

三男の結婚に向けた両家の食事会をして来ました。

旧来、結婚の約束事として結納をおこなうのでしょうが、堅い儀式ではなく、両家が顔合わせを行う食事会という形式をとりました。こういうスタイルも多くなっているようです。
9月に私たち両親と三男の親子3名で先方のご自宅に訪問し、事前に結婚の承諾を得ており、今回は、両家の家族全員(こちらは両親と兄弟3名の5名。先方は4名)での食事会です。


式場は、東京目白の椿山荘(ちんざんそう)。
山縣有朋が自分の屋敷として “ 椿山荘 ” と名付けたとか。広大な庭園で、樹木に囲まれた敷地でした。
やはり、椿も咲いていましたね。

子供たちが大学時代に住んでいたマンションから、神田川を挟んで直線距離で500メートルも離れていないところでした。
当時、マンションの裏の小高い山はなんだろうと思っていたのですが、このホテルだったんですね・・・。

H26.12.20 結納 食事会 2
披露宴会場から見る庭園


披露宴会場なども見てきましたが、披露宴自体、バブル時代のゴンドラに乗って新郎新婦登場といったことや、友人のハチャメチャの余興といったものも流行らなくなって来ているとか。
披露宴の雰囲気も大分変ってきているようです。


H26.12.20 結納 食事会 1
松竹梅などあしらった、食事会での祝いの先付け。 
料理全般、美味しかったです!


二人から、結婚式は仏式による “ 仏前結婚式 ” を行いたいと言われています。
仏前結婚式も少ないのでしょうが、需要もあるようで、仏前結婚式が可能な会場選びの中で椿山荘をチョイスした経過もあるようです。
ほかのホテルもいろいろあるようです。もちろん、曹洞宗で経営している東京グランドホテルなどもあるわけですが・・・。


クリスチャンでもないのに、数十分の間だけ十字架に向かって誓うという形式に疑問を持ったのか、それ以前に、寺の息子であるからということもあるのだろうけれども、結婚相手の方の想いも同様ということが大きいですね
結婚式に意味を持ちたいという二人の想いであることには違いないのでしょう。

仏前結婚式は、お寺の本堂で行うのが一番いいのでしょうが、時間的なこともあり、椿山荘のホールで行う予定です。
式師も、どなたかにお願いしてということもあるのですが、今回は、私が務めるということで進めています。

結婚式は来年5月。
その時にまた、ご報告したいと思っています。

日本海側と太平洋側

昨日、14日、岳父の49日忌法要のため、妻の実家(宮城)に行ってきました。
本来は19日が正当の49日に当たるのですが、諸般の事情を考慮して日曜日にということで営んだようです。
私としても、19日にはお檀家さんの49日忌法要の予定が入っているので、その辺も考えていただけたのかとも思っていますが。

前日の夕方に、お逮夜(たいや)のお参りを自宅で行うんですね。
当寺近辺では行っていませんが、そのように行うのが本来なんです。
菩提寺は真言宗智山派の寺院ですので、一緒に読めるお経が少ないのが残念ですが、心を込めてお参りしてきました。


遅くとも49日までには、次の世界に生まれ変わると言われ、逆に、 “ 49日間は屋(や)の棟(むね)離れず ” と言って、亡くなられた方の霊魂は、まだ、住み慣れた家から離れないのだから、しっかりと亡き人を念じ、喪に服さなければならないんだ。ということも言われてきました。

ですから、仏事であれは、ご香料なども、49日忌法要までは “ 御霊前 ” の袋に、それ以降は “ 御仏前 ” の袋に入れてという区分けをします。
これも、49日を過ぎれば仏の世界に行かれる。 “ ほとけ ” になられるとの思いからです。
ただし、浄土真宗などは、亡くなって直ぐに仏の世界に行くとの考えから、御霊前は用いないというところもありますが・・・。



この時期に、日本海側から太平洋側に行くとハッキリ違うのが、やはり、雪ですね。

国道47号線、鳴子温泉を通って片道約100km。約2時間。
宮城県登米市では、雪は一切なしです。
一瞬、どこからか雪らしきものがチラホラまってきたような、そうでないような・・・って感じ。

一昨日の午後に出発し、昨日夕方に帰ってきたら、境内には一泊の間に新たに降った雪が30㎝ほど積もっていました。
さっそく、除雪機稼働


でも、妻は、嫁に来た頃、そして、今でも山形の寒さは柔らかいという表現をします。
今回伺った際にも、宮城在住の親戚の方が、「宮城の寒さは、ピリピリと肌を指すような寒さだけれど、山形は雪があるから違うよね。」とおっしゃっていました。
そうなんでしょうかね。 今回に限らずたまに言われることがあります。
実際の気温は、山形の方が低いでしょうけれども・・・。

帰りの車の中の妻との会話での結論は、
宮城は日が差すので、「 そんなに寒くないはずなのに・・・ 」 という気持ちの緩みがある中で気温を体感するので、 “ 思ったより寒い ”と感じる。
山形(尾花沢)は、雪が降っているんだから 「 とっても寒いはず 」 と身構える中で気温を体感するので、 “ 思った割にはこんなもんか ” 的な感じがあるんじゃない。
などと、根拠の明確でないことで納得しました。
湿度の関係なんかもあると思うんですけども・・・。

簡単に言えば “ 気の持ちよう ” って事ですかね。


H26.12.15 山門の雪
今日は、昼から澄み切った青空です。 空中のゴミは雪で掃除済みですからね・・・。


昔、マッチ箱を使ってこんなことをやったことがあります(別にマッチ箱でなくてもいいんですが)。

① まず、マッチがいっぱい入ったマッチ箱を置きます。
② 次に、同じ大きさの空のマッチ箱を置きます。
③ ① のマッチ箱を、親指と中指で持ち、重さを確認してから、② の空の箱の上に載せます。
④ 次に、① の載った ② のマッチ箱を、一緒に親指と中指で持ちます。
どっちが重いか?ということですが、二つ重ねた ④ の後の方ですよね。
でも、 ④ の方が軽く持ち上がるんです。 軽く感じるということがあるんですよ。
やってみてください。

「 そんなはずないだろう~ 」  「 アッ ほんまや~ 」

さんまさん じゃないけれども、そう感じる人も多いと思いますよ。

これって、“ 先入観 ” ってやつでしょうね。
最初の重さを感じているので、その倍の重さだと思って持ったのに、 「 そんなに思くないじゃん! 」 ってことです。


雪は嫌なもの。 邪魔なもの。
これは、雪国の偽らざる実感かもしれないけれど、そのマイナスイメージの先入観だけで生活は、ますます、ネガティブになるだけ。
ポジティブまでになれれば一番だろうけれども、見方を少しでも変えて行きたいですね。


雪国の家庭で、こんな会話ができたらいいんじゃないかな~。
「冬は寒いから嫌いだよ。 大好きな春が早く来ればいいのに。 でも、いつ、どこから来るのだろう。」
「そうだね~。 でも、春は冬からのプレゼントかもしれない。 冬がなければ春という季節は来ないんだから。 春に必要な田畑への豊かな水は、雪のプレゼントだよね。 冬が寒いほど、春が暖かく感じられるんじゃない。 冬は春のお母さんなんだよ。 」
な~んてね。 心を鍛えないとこうはなかなか思えませんがね。  


そういえば、今年騒がせたデング熱。

媒介能力があるヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(尾花沢市も圏内のようです)に生息しているとか。
でも、その蚊が越冬できないというのも冬の寒さの恩恵ですね。

こんなことが、ほかにもいろいろあるのでしょう。 自然の世界では。

人間だけの勝手な考え方でなく “ 冬は寒い ” もの。 そう、当たり前が一番なのかも。


【 落雪注意! 】
H26.12.15 落雪注意
山門からの落雪は、特にご注意ください。

師走ですね

師走に入ってしまいましたね。
今年のカレンダーも残り1枚になりました。チョットした風にフラフラと動いてしまいます。自分を見ているようです。薄っぺらで・・・。

ところで、11月は初雪は降ったものの、全体的に穏やかな気候で過ぎました。
12月に入って、急激な寒波襲来。 
当地では、2日・3日と集中的に、おも~い雪がごっそりと積もりました。

今日(4日)の朝、除雪機で除雪した後に積雪量を測ったら、なななんと 60cmあったんです!
ビックリ!
今日いらっしゃったお客さんと 「 根雪だべね~ 」 「 んだね~  消えねべな~ 」 と会話になりました。

“ 根雪 ”って標準語ですよね? 雪国でない人には通じないかな?
“ 春までの間に雪が全部消えないこと ” 解けないうちに降り積もっていくということですね。

H26.12.04 愛車

H26.12.04 雪
 雪に果敢に向かってくれる。 我が愛車です。


合同供養会(ごうどうくようえ)と、成道会(じょうどうえ お釈迦様がお悟りを開いた12月8日に行うのが本来)を、7日に行う予定ですが、駐車場は雪に覆われてしまいました。
愛車でどこまで対応できるか・・・。

狭くなりますが、自分だけ駐車すればいいという気持ちでなく、ご協力をお願いします。

プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

東照寺ブログカウンター
カレンダー
11 | 2014/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
リンク
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR