fc2ブログ

写経の会

今日は暖かいですね。
昨日と違って風もなく、周りにまだ雪がありますが春を十分に感じています。
今月中、この暖かさは続きそうです。

H27.03.27 東照寺写経の会

さて、前からやりたいと思っていました “ 写経の会 ” を、来月から実施する準備をしています。

月一回程度ですが、東照寺を会場に行います。


東照寺の檀家さんだけでなく、広く声をかけてというこということで、尾花沢市内に新聞折り込みでチラシ ( こちらをクリックしてください ) を配付する予定です。
新聞折り込みは4月7日頃を考えています。
ブログとホームページには早めに載せました。

興味のある方は、是非、参加下さい。
2日前までに申し込み下さい。 無料です!


 ≪ 東照寺 行持日程 ≫

■ 降誕会 ( 花まつり )  
  お釈迦様の誕生を祝います。本来は、4月8日(水)ですが、日曜日に開催します。  
   日 時  4月12日(日) 午後1時30分~ 1時間弱
   会 場  本 堂
  
■ 東照寺 写経の会    
   会 場  本 堂
   時 間  午前9時30分~11時30分
          (10分前に集合) 
   期 日  4月20日(月)
         5月15日(金)
         6月24日(水)
         7月16日(木)

■ 御詠歌練習会(梅花流)
   会 場  庫 裡
   時 間  午後7時~8時30分
   期 日  4月 4日(土)
         4月18日(土)
         5月 9日(土)
         5月30日(土)

■ 大本山總持寺参拝 募集中!
   平成27年7月11日(土)~13日(月)

スポンサーサイト



箸の持ち方

今日、毎年春彼岸に行っています 「 戦死病没者慰霊法要 」 を行いました。
戦後70年ということで、昨年までより大勢の方にお集まりいただきました。
今年は副住職が入院中の為、一人での法要となりましたが、昨年の法要風景は こちら をご覧ください


法要開始前に、参列者のお一人がお持ちになった、特攻隊で亡くなった方を偲んでの、大友義助さんという元校長先生の資料を配付し、読み上げ、遺族の悲しみ苦しみを新たにして法要に臨みました。


法要終了後に、戦争には関係しないのですが、最近感じたことを話させてもらいました。

3月15日号の 『 尾花沢市報 』 の表紙の写真 を見ての感想です。

市内の小学校での給食風景です。
田んぼに稲で絵を描く “ 田んぼアート ” に取り組み、収穫した米を麺にしての給食の写真です。
6年生が田植えをし、管理してきたお米で作ったのですから、さぞかしおいしいことでしょう。

そんな食事風景に水を差すような話しで恐縮なのですが、子供たちの箸の持ち方に目が行ってしまいました。
一般的に正しいと言われているきれいな箸の持ち方をしている子が見あたりません。

箸だけではないのです。
どんぶり ( 大きな重いものではない ) に入った温かいうどんを食べているのですが、誰一人どんぶりを手に持っていないし、片手を添えている子すらいないのです。

都会に比べ、三世代家族の多い尾花沢でもこうなのかと・・・。
家庭での教育に、おじいちゃんおばあちゃんの役割は大きいのではないかということを話しました。



写真で箸の持ち方がわかる子は数人ですから、たまたまなのかもしれませんが・・・。

日本の食事は、茶碗などを持って食べるという文化のはず。
それが、消えかかっているのだろうかと思わされました。


ちなみに、私の三男は、保育園に通う頃、まだ、上手に箸を持てませんでした。
集中的に指導し、そんなに時間を掛けずに直したことを思い出しました。
三男は、あの時大変だったけど、直してよかったと言っています。

以前、 「 お嫁さんをもらう基準の中に “ 箸の持ち方 ” が入る。 」 などと、冗談で言っていたようですが、5月に結婚する婚約者はきれいな箸の持ち方をしています。
それを見て、冗談ではなかったのかなどと思ったところです。


食べ物を口に入れる道具としての箸ですから、 「 どんな使い方が悪いなどとこだわる必要はない 」 と言われればそれまでですが、長く培った日本の文化の継承を考えると、この子たちが親になった時、親が上手に使えなければ、次の子が上手に使える割合がますます減って来るということが十分に考えられます。
箸の持ち方が、鉛筆の持ち方、筆の持ち方など、いろいろとつながってくると思うのですが・・・。

あなたのお家ではいかがでしょうか。

お釈迦様のだんご

お釈迦様がお亡くなりになられたのは、2月15日です。
その日に涅槃会(ねはんえ お釈迦様のご命日供養の儀式)を行うのが正式なのですが、雪国の特徴でしょうか、月遅れといって、3月15日に行うご寺院が少なくありません。

旧暦で行うところもあるのでしょうか? そうすれば、今年は新暦の5月3日になり、ゴールデンウィークですから大変かもしれませんね。

ということで、東照寺も月遅れの3月15日に行っています。


前日の14日におだんごを作ります。
今年は7名の方においでいただきました。

H27.03.14 だんごまるめ1

H27.03.14 だんごまるめ2 H27.03.14 だんごまるめ3

手で丸めていく作業は、大変です。
約5時間。お疲れさまでした。


檀家さんは “ お釈迦様のだんご ” と呼んでいるようです。
檀家さんから少しずつお米を集めていただいたものを製粉した米粉で作るんです。
寒い中、お米を集めてくれる方も大変です。


多くの方のご協力で、今年もおだんごを供えることができました。


15日には、御詠歌を練習している方を中心に、お参りをしていただきました。

H27.03.15 涅槃会


東照寺では、 『 だんごお守り 』 というのがあります。

20数年前から手作りのお守りを作っているんです。
お守りの中には、おだんごが3個入っています。
一昨年亡くなった住職の母と妻が一緒に作り始めたものです。

15日の涅槃会においでいただいた方に差し上げています。
後日来られた方でも、一個100円でお分けしています。

H27.03.15 だんごお守り

お釈迦さまの知恵、長寿にあやかり、学業増進や厄病消除など各種災難から免れるようにと作っています。

久しぶりの雪

今冬は、2月15日頃の積雪から一昨日の10日まで積雪がないという、近年にない状況が続きました。
今年の冬はおわったな~。という気がしていましたね。
とはいうものの、積雪はまだまだありますよ。
駐車場は、1m50㎝くらいあるんですから。

雪が降らないと土ぼこりなどが表面に残り、雪の表面は汚れが目立つのですが、昨日、3月11日の朝には、久しぶりの雪。
汚れを覆い、真っ白な綿帽子をかぶったきれいな銀世界になりました。

H27.03.11 駐車場の雪
山門から見下ろした駐車場の雪です。 とにかく、まだいっぱいあります。


3月11日は、東日本大震災から4年ですね。
テレビでも、一日、震災に関する報道がなされていました。
そう! 忘れてはならないことです!

午後2時46分、梵鐘を撞き、追悼と復興を願いました。


4年前は、まだ、市役所に勤めておりましたが、会議中、携帯電話から激しい聞き慣れない音に驚きながら、雪が降る中、庁舎前の駐車場に避難しました。
駐車場のアスファルトは波打ち、一部、築50年を超える古い市役所庁舎が、今にも崩れそうな震度5強の大地震でした。
その後、災害対策本部を設置し、24時間体制で市職員総出での対応が続きました。



昨日から雪が降り続いています。今日も、朝、除雪作業を行いました。
4年前の雪が降る寒い中でのいまわしい出来事をしっかりと思い出せと言っているかのようです。

言辞施

おととい、3月7日、尾花沢市に隣接する村山市の寶鏡寺様の大般若会でお集まりの檀信徒の方に対してお話をさせていただきました。

『 布施行 』 についての話をしたのですが、
その日の朝、NHK “ ウイークエンド東北 ” で放送された青森県八戸市の公民館で、毎年、家族に向けた “ ラブレター・コンテスト ” の話題を使わせてもらいました。
檀信徒の方も、見た人が多数おられ、うんうんと頷いていましたね。


このコンテストは、普段、家族に口に出して言えないことを、手紙にならば書きあらわせられるのではという発想で、年配のご夫婦が企画し、12回目を迎えるものでした。
東北6県から事前に募集。
優れた 「 家族へのラブレター 」 を会場で本人から発表してもらうやり方のようでした。

その中で、豊島カヨ子さんという60代の方でしたが、農家に嫁いで42年。無口な旦那さんに対する手紙がメインの放送でした。
4歳半の娘さんを亡くし、自分も胃がんで全摘したことなど、これまで、いろいろな悲しみや苦労を旦那さんの優しさに包まれて過ごして来れたことへの感謝が綴られたラブレターでした。

コンテストの発表会場で、夫婦が前で向かい合い、そのラブレターを読み上げたのですが、その後、二人が席に戻った時、同時にハンカチを取り出し、涙を拭いていました。
二人が一緒に涙を拭ったのは、何年ぶりなんだろうかなどと、考えさせられました。
「 長く連れ添った夫婦っていいな~ 」 と感じましたね。
 
普段、口に出して言えないことを、手紙にならば書きあらわせられるという発想でのイベントですが、直接、声に出して本人から聞くというのは、手紙をただ受け取る何倍も感じるものが違ってくるのではないでしょうか。

 
布施行の中の “ 言辞施 ” とは、心からの言葉を相手に伝えること。
親しければ親しいほど言いにくい、あるいは、言わなくってもわかっているだろうと思い、言葉にしないことというのはありがちです。
とっても良い企画だな~と感じました。


と、そんな事を話しながら、皆さんも、まわりの人が喜んでくれるような優しい言葉を掛けて下さいとお願いしました。


そして、大般若会の法要が終わり、大勢の和尚様方とお茶とお菓子などの接待を受け、帰りに自分の車へ向かう途中、法話を聞いてくれた檀家さんが、私を見かけ、わざわざドアを開けて、 「 いいお話を伺いました。ありがとうございました。 」 と言って下さいました。
さすがに、寶鏡寺のお檀家さんですね。
有り難いです。直ぐに “ 言辞施 ” を実践して下さいました。
なによりのお言葉をいただき、嬉しさのあまり、ブログに書きました。


プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

東照寺ブログカウンター
カレンダー
02 | 2015/03 | 04
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
リンク
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR