百不当一老
4月から始めた “ 写経の会 ” 。
参加者からいろいろな反響がありますね。
その中には、 「 お経を写し取る1時間ほどの静かなひとときがいいですね。 」のほかに、写経の前に般若心経のお経の意味を説明していますが、 「 なんとなく意味がわかって来るのはうれしい。 」 とあわせて、 「 まだまだ納得とはいかないし、他の人に話ができるまでにはいかないけど・・・。 」 といった声が聞こえてきます。
道元禅師の著書 『 正法眼蔵 』 の中に、 “ 百不当一老(ひゃくふとうのいちろうなり) ” という言葉があります。
“ 今の一当は、昔の百不当の力なり、百不当の一老なり ”
弓矢で例えると、今、矢が的に当たったのは、そこに至るまでの鍛錬、当てようと必死に弓を何度も引いてきた結果であるということです。
一生懸命に努力した積み重ねがなせる技だというのです。
私たちは、努力したことが、少しずつ少しずつ、一回ごとに “ 均等 ” に成長していくと思ったりします。
でも、今までできなかったことができるようになる時というのは、急に起きたりするんですよね。
子供の時に中々できなかった鉄棒の逆上がりも、何度も練習する内に、いつの間にか簡単に回れるようになったり・・・ね。
世の中、そういうことって少なくありません。
般若心経も同じじゃないでしょうか。
今まで理解できなかったことも、知識を少しずつ目や耳から入れ、体験することにより、下地ができてくるのだと思います。
そすれば、なにかのきっかけで、自分なりに “ 納得 ” することができるようになるのではないかな。
自分も含め、一緒に、般若心経を学んで行きましょう。
茶話会でのみなさんのいろいろな感想、質問などが楽しみです。

境内の山百合も咲き始めました
参加者からいろいろな反響がありますね。
その中には、 「 お経を写し取る1時間ほどの静かなひとときがいいですね。 」のほかに、写経の前に般若心経のお経の意味を説明していますが、 「 なんとなく意味がわかって来るのはうれしい。 」 とあわせて、 「 まだまだ納得とはいかないし、他の人に話ができるまでにはいかないけど・・・。 」 といった声が聞こえてきます。
道元禅師の著書 『 正法眼蔵 』 の中に、 “ 百不当一老(ひゃくふとうのいちろうなり) ” という言葉があります。
“ 今の一当は、昔の百不当の力なり、百不当の一老なり ”
弓矢で例えると、今、矢が的に当たったのは、そこに至るまでの鍛錬、当てようと必死に弓を何度も引いてきた結果であるということです。
一生懸命に努力した積み重ねがなせる技だというのです。
私たちは、努力したことが、少しずつ少しずつ、一回ごとに “ 均等 ” に成長していくと思ったりします。
でも、今までできなかったことができるようになる時というのは、急に起きたりするんですよね。
子供の時に中々できなかった鉄棒の逆上がりも、何度も練習する内に、いつの間にか簡単に回れるようになったり・・・ね。
世の中、そういうことって少なくありません。
般若心経も同じじゃないでしょうか。
今まで理解できなかったことも、知識を少しずつ目や耳から入れ、体験することにより、下地ができてくるのだと思います。
そすれば、なにかのきっかけで、自分なりに “ 納得 ” することができるようになるのではないかな。
自分も含め、一緒に、般若心経を学んで行きましょう。
茶話会でのみなさんのいろいろな感想、質問などが楽しみです。

境内の山百合も咲き始めました
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