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おやじギャグ

冬季間、雪国の東照寺では葬儀などがなければ、格別の行事も少なく、お檀家さんもご法事をなるべく避けるものですから、自ずとせわしく過ごすということも少なくなります。
ましてや今年はここ数年に比べ雪も少なく、除雪作業も少ないですからね。

そんなことで、普段から妻との会話は多い方だと思っていますが、特に、増えます。

高尚な会話は少ないですがね
高尚どころか “ おやじギャグ ” の連発をしたりするんです。
それに妻は反応してくれるんですね。無視してではなく、いい感じのおやじギャグには笑ってくれるんです。
妻の笑顔は嬉しいものです。家庭が明るくなりますからね~。
ですから、一生懸命(と言うほどではないのですが・・・)連発するわけです。


先日、いつものおやじギャグに笑っていた妻が、 「 おやじギャグを連発するのって、すごいよね~。 」 と言いながら、 「 認知症防止になっているんだろうからね。笑ってあげるよ。 」 と付け加えました。
いやいや、こちらとしては、私のギャグが心底おかしいから笑っていると思って、いろいろ考えてギャグを発していたわけですから、 「 ええっ、おまえのためにと思っていたのに~。 」 という会話になったんですね。

そんな会話をしながら、お茶を飲んでいたのですが、ふと、 「 “ 金時計の鎖 と 髪飾りの話 ” に似てないか。知っているよな。 」 となったんです。


“ 金時計の鎖 と 髪飾りの話 ” というのは、私が大本山總持寺で修行中、本山の出版部長をなされていた佐藤俊明老師の著書 『 禅語百話 』 にあるアメリカの短編小説の話を題材にした、次のような法話です。


愛し合っていた夫婦が、 「 結婚記念日にプレゼントを 」 と、それぞれが考えました。
しかし、生活は貧乏でお金はありません。
そこで、夫は自慢の金の懐中時計を売り、妻への髪飾りを買い、
妻は自慢のブロンドの髪を売り、夫の金時計に合う鎖を買うのです。

そして当日、
夫は妻の姿を見て髪飾りが無駄になったと思い、妻は夫に鎖をプレゼントするのですが、髪飾りを買ったために金時計は手元にないことを知るのです。

お互いのプレゼントが、役に立たないものになってしまったのです。

しかし、何を贈られるよりもうれしく、今までの結婚記念日の中で最も幸せな喜びに浸ったのでした。  という話です。


そして、曹洞宗のお経 『 修証義 』 第4章にある
「 その物の軽(かろ)きを嫌わず、その功(こう)の実(じつ)なるべきなり 」 を示し、 「 相手に尽くす真心をもって、自分の持っているものを施し合いましょう。 」 と法話は締めくくられるんです。

“ 布施 ” の姿を示されたのですね。


ということですが、 「 え~。なんでこの夫婦とと、おやじギャグの夫婦と似てるんだ! 」 とお叱りを受けそうですね。
のほほんと過ごしている おやじギャグの私たち夫婦にとっては、この話と似ているんじゃないかな~と思ったりするわけです。
ご容赦ください。あきれてください。

「 おやじギャグで笑える、会話ができる夫婦関係が貴重だね。 」 と顔を見合わせています。

今日も、妻の笑顔のために 「 おやじギャグ頑張るぞ
さらに、認知症予防になればいいのですが・・・。


今日は気温は低いかもしれませんが、日差しがあって路面は乾いています。
H28.02.08 雪運搬トラック
近くで、雪で道が狭くなったための、排雪作業中のようです。
寺の前を雪を積んだトラックが行き交います。
指定された川へ運ぶのでしょう。
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zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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