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小野家 きょうだい・いとこ会

私は姉3人の4人姉弟。
その子供たちや孫も入れると20人程になります。
先代住職である父が亡くなり9年。母が亡くなって3年。
6月29日と24日が命日です。
亡くなってからは特に、葬儀や法要等で娘たち夫婦はもちろん、孫たちも毎年のように集まる機会がありました。
昨年は母の3回忌と私の三男の結婚式もありましたしね。

今年は何もないからということで、久々に “ 小野家 きょうだい・いとこ会 ” と銘打って、25~26日の土日に鬼怒川温泉集合となりました。

参加者は13名。
私の長男は高校の教員で部活動の試合があり欠席。三男も会社関係の結婚式があり夫婦で欠席。
そのほかにも仕事の関係などで残念ながらの欠席があり、さすがに全員集合とはいかなかったのですが、姪っ子の婚約者という新しいメンバーの参加もありました。
小野家の相変わらずの賑やかさに、あきれられたのではないかと心配するほどの盛り上がりでした。


“ 仲良きことは美しき哉 ”  武者小路実篤の言葉ですね。
文章に違和感を感じません。いやいや名言ですよね。
仲よくしている様子を、 “ 美しい ” と表現ができるんですね。


父母に自分の命を与えてくれたことに感謝。そして、きょうだいを生んでくれたことに感謝。
そしてまた、そのきょうだい達が新しい命を誕生させ、孫たちが新しい命を・・・と、連綿と繋がっているのを実感する集いです。


父と母の命日の間に、今回のきょうだい・いとこ会が開かれたこと、本当に良かったです。

来年の幹事も決まりました。
一年後が楽しみです。


H28.06.25 鬼怒川温泉 鬼怒子 H28.06.25 鬼怒川温泉 鬼怒太
鬼怒川温泉のキャラクター・鬼怒太と鬼怒子。
鬼怒子は、リボンを付けていました。

H28.06.25 鬼怒川温泉 露天風呂崩落
昨年9月の豪雨による鬼怒川プラザホテルの倒れた露天風呂は未撤収でしたが、護岸の補強工事でしょうか。進められていました。
その隣の一心舘というホテルに泊まりました。

H28.06.26 日光 大猷院 苔
二日目、家光公が眠る大猷院に向かう途中の階段。苔がきれい。
右に写る二人は妻と副住職。

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教区護持会 東照寺にて開催

曹洞宗山形第一宗務所 第16教区護持会の定例総会が、昨日20日に東照寺にて行われました。

16教区護持会は、尾花沢市内の一部、10か寺の各護持会総代の方々と住職・副住職等により構成し、教区内寺院の発展と檀信徒の教化育成を図り、曹洞宗の教えを広めていくことなどを目的にしている組織です。

H28.06.20 教区護持会総会 2

H28.06.20 教区護持会総会 1

総会会場は毎年、管内寺院持ち回りで行われ、事業・予算の審議が行われます。
今年は30名ほどが参加されました。


総会終了の後、埼玉県川口市 正覚寺ご住職 中野尚之特派布教師を招き、 “ ともに歩む ” と題しての法話を頂戴しました。

H28.06.20 教区護持会総会 3

実家であります新潟のお寺では、中越地震で本堂はじめ大被害を受け、やっとのことで再建し予算も精算が終わった翌年に東日本大震災。川口のお寺も倒壊し、今年から建設が始まるのだそうです。
そして福島原発の事故による汚染。
その時々の思いを重ね合わせてのお話でした。
曹洞宗管長猊下の今年度の告諭 ( こくゆ おことば ) の内容に沿った法話ですが、体験を基にしたお話しは、わかりやすく、参加者も意義ある時間を過ごされたことでしょう。

梅雨時の日程でしたが、朝方の雷雨は過ぎ去り、日差しと風とが入り込む中での総会・法話が無事終了しました。


昼食は、当日、檀家さんの奥様二名にお手伝いいただき、外注のお弁当に手料理も添えることができました。
前日も別の奥様二名に下準備をしていただくなど、みなさんのご協力がありました。
お陰様です。ありがとうございました。


総会終了後は、教区寺院の方丈様方等による人権学習の勉強会を行い、過去帳の管理などを中心にDVD干渉や、パンフレットを利用しての学習、意見交換会を開催しました。


護持会総会並びに人権学習会が無事に終了し、教区長として、そして会場主として、ホッとしているところです。

第10回 東照寺写経の会

雨の中の写経の会。22名の参加。
手づくりクッキーやお菓子を持参してくださった方もいらっしゃいます。
茶話会でおいしくいただきました。

茶話会では、11・12日の観音巡礼の報告も。
本日参加者で3名が観音巡礼に参加されたんです。
庄内観音の御開帳が来年か再来年のようです。
その時は、またお誘いしようと思っています。


梅雨入りし、 “ 涼しい ” と “ 肌寒い ” の間くらいの微妙な気温です。
というか、 “ すごし易い ” と表現すればいいんですね。

あじさいを楽しみにして来てくださった方もいらっしゃいましたね。
ブログを見て、今月は満開だろうと・・・。
残念ながら、思いの外、遅いですね~。
やはり、満開は今月末から来月にかけてじゃないかな。

H28.06.16 あじさい 1
本堂へのスロープのところ。 もう少しですね~

H28.06.16 あじさい 2
大きな花が咲いている株も、まだ少ないのですがあります。
雨に打たれて少し重そうです。

H28.06.16 二色空木
二色空木 ( にしきうつぎ ) は満開です。

最上三十三カ所観音巡礼

11・12日の一泊二日で、最上三十三カ所観音巡礼に行ってきました。
一行18名。

H28.06.11 12 最上三十三カ所観音巡礼 1
第一番 若松観音で記念撮影 ちょっとボケてしまいました。


初日が14カ所しか回れず、二日目に20カ所を回ることになりました。

人数的にマイクロバスでなく中型バスになり、乗り心地は良かったのですが札所の間近まで行けないこともあって時間が掛かってしまいました。
庭月観音に到着したのが夜の8時過ぎ。
6月という日が長い時期にもかかわらず、もちろん真っ暗。
懐中電灯を借りて観音堂へ向かいました。
別当さんにもご迷惑を掛けましたが、観音堂でのお参りの後に、快く、本堂でのお参りもさせていただけました。

時間が押しているのは二日目の初めからわかっていたのですが、お唱えだけはしっかりと行いたいという参加者のお気持ちが感じられて、開経偈から普回向まで、心を込めたお参りをして来ました。


外は真っ暗な中、本堂での最後のお参り。

“ 笈摺(おいずり) ” の御詠歌
   今までは 親と頼みし おいずりを
          脱ぎて納むる 庭月の寺

御詠歌のお唱えが終わり、合掌する参加者の心に達成感、安堵感、充実感・・・、心の中にいろいろな思いが湧きあがって来たようです。
目頭を熱くする方、止まらぬ涙をぬぐう方、それぞれに今回の巡礼のご利益と言える心に宿った何かが生まれたものと思います。

参加者のみなさん、お疲れさまでした!


H28.06.11 12 最上三十三カ所観音巡礼 2
階段を上るのも観音様に会えるありがたさ。巡礼ならではです。

H28.06.11 12 最上三十三カ所観音巡礼 3
第二十四番 上の畑観音のご住職よりお話もいただきました。
「 特別に 」 と、御簾を上げて観音様を拝ませてくださいました。

山形県宗教者懇話会

先日、山形市民会館で行われた “ 山形県宗教者懇話会20周年特別講演会 ” に行ってきました。

“ 山形県宗教者懇話会 ” という組織は今回初めて知ったので、詳しいことはわかりません。
発足20周年ということで、最初に20年の歴史を写真で振り返る映像が流れました。
仏教・神道・キリスト教といったいろいろな宗教が、毎年、持ち回りで懇話会という講演会のようなものを行ってきているようです。

H28.06.04 山形県宗教者懇話会 チラシ
山形県宗教者懇話会20周年特別講演会のチラシ

H28.06.04 山形県宗教者懇話会 1
各種宗教者による献灯が行われました。


そして、今回、20年の節目として行われる特別講演会の講師が、曹洞宗の尼僧様を代表する青山俊董(しゅんどう)老師でした。
今まで、直接の講演をお聞きしたことがなかったものですから、楽しみにうかがいました。

H28.06.04 山形県宗教者懇話会 3

『 真理は一つ 切り口の違いで争わぬ 』 と題して90分程の講演。

茶筒を例に出し、茶筒を切ったとして、その切り方で、切り口の見え方が違うという話です。
横に切れば “ 丸 ” 縦に切れば “ 四角 ” 斜めに切れば “ 楕円 ”。
自分の切り口と、相手の切り口の形は違っているかもしれません。
自分の切り口が正しいと争っても駄目。

“ 今までの歩んで来た人生。生きて来た角度でしか見えない。 ”

こんな笑い話をされました。
信州の山奥で炭焼きをしている人と、佐渡で漁師をしている人が、浅草の観音様にお参りに来て同じ宿に泊まった。
そこで、 「 太陽はどこから昇ってどこに沈むか 」 という話になった。
炭焼きをしている人は、 「 山から昇って山に沈む 」 と言う。
漁師は 「 海から昇って海に沈む 」 と言う。
話が折り合わないので、仲裁として宿の番頭に入ってもらったら、番頭は 「 屋根から昇って屋根に沈む 」 と言った。

人間ていうのは、そんなもんなんだということです。

自分の経験、知識などからしか判断ができないもの。


道元禅師は、正法眼蔵の現成公案(げんじょうこうあん)の巻で “ 参学眼力のおよぶばかりを見取會取するなり ” とおっしゃっています。
参学眼力(さんがくがんりき)というのは、修行して得られる見抜く力のこと。
私たちは、今までの人生で見聞きしてきたこと、体験してきたことを基にして見て、理解することしかできないというのです。

“ 今までの歩んで来た人生。生きて来た角度でしか見えない。 ” なるほどですね。

だからこそ、違う角度で見る相手に、自分の角度だけが正しいとだけ押し付ければ争いになるのは間違いないかもしれません。


東照寺の本堂の廊下に、元曹洞宗管長で御誕生寺のご住職であります板橋興宗禅師の日めくりがあります。
その中に、 “ 正義をかざすと争いになる ” というお言葉あるのですが、まさしくこのことですね。


自分の正義だけをかざさないこと。
夫婦間、親子間、職場の同僚との間等々、日々、切り口の違いがいろんなところで表れてきますね。
その時、このことを思い出したいものです。

そして、 “ 参学 ” して、 “ 眼力 ” を養いたいものです。

H28.06.04 山形県宗教者懇話会 2
式典と講演の合間、山形南高等学校OBによるコーラス。
60歳以上の方々と見受けましたが、とても素敵な歌声でした。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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