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お食い初め

今年も今日を含めても残り5日。
みなさんもいろんなことがあった一年だったでしょうね。

嬉しかったことや楽しかったこと、あるいは、苦しかった、悲しかったことなども・・・

私が嬉しかったことをひとつだけ挙げるとするならば、なんと言っても初孫 ( 三男の長男 要 ) の誕生ですね~。
先日、23日に “ お食い初め ” のために、茨城県から嫁さんのご両親もお出でいただき、賑やかに行いました。
生まれて100日目あたりに行うということで、23日に東照寺で行いました。

年長者ということで母方のおじいちゃんから箸を取ってもらい、その後、全員が料理を口に運んで、一生、食べ物に困らないようになどと念じながら・・・。
みんなが笑顔で取り巻きながらの楽しいイベントでしたね。


妻と一ヶ月ほど前から料理の準備などの打ち合わせしたのですが、息子たちに3回やったはずなのにあまり覚えていないんですね。
そういえば、その頃は私の両親が仕切っていたので記憶が薄いことに気づきました。
お食い初めの準備もおじいちゃん・おばあちゃんになったからできることなんだな~ などと思っているところです。

H28.12.23 お食い初め 1
母方のおじいちゃん ( 最高齢者 ) が最初に。

H28.12.23 お食い初め 3
お祝いのお赤飯です。

H28.12.23 お食い初め 2
お父さんは鯛を・・・。

H28.12.23 お食い初め 4
最後にお母さん。人参も食べれるようになりますように・・・かな?


また、10月15日に生後30日目の “ お初参り ” ( 神社で言うところの “ お宮参り ” ) のご報告をしていませんでしたので、ついでに写真を見てください。

H28.10.15 お初参り 1

H28.10.15 お初参り 2
お参りが終わった後、人天蓋の金の飾り物に興味を持ち、目を離しません。
赤ちゃんのメリーゴーランドみたいな感覚かな!?
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東照寺企画 “ 恐山と浅虫温泉 1泊2日の旅 ” 参加者募集

今年も残り半月ほどとなりました。
そろそろ年賀状を書かなければ・・・。などと思っているのですが、ほかにやることもあってまだ手に付きません。
もう少ししたらなどと思っていると元旦に届く投函日が迫って来るんです。毎年です。
「 いやいや、今年こそゆったりした気分で 」 とは考えているのですが・・・。


さて、来年のことですが、

東照寺企画の
  “ 恐山と浅虫温泉1泊2日の旅 ”

                         を計画しました。

平成29年 7月8日~9日 の土日です。
今回はそのご案内です!

≪ チラシはこちらを見てください ≫

募集人員は40名。最少催行人員は15名。
東照寺の檀家さんには正月に 『 東照寺報 』 と一緒にチラシを配付して募集します。
檀家さんが優先となりますが、檀家さん以外でも受け入れは可能ですのでよろしければご連絡下さい。


恐山は、比叡山・高野山と並ぶ “ 日本三大霊場 ” と言われているようです。
1154年前の貞観4年 ( 862年 ) に、天台宗の慈覚大師が開かれた霊山と伝えられているそうです。
現在は、東照寺と同じ曹洞宗の寺院。
“ 恐山菩提寺 ” が正式な寺院名なんですね。

恐山と聞くと、 “ イタコさんの口寄せ ” が有名で、亡くなった方の霊を呼び寄せて話を聞いて来るというものです。
今は、イタコさんは常時は居なく、年に2回の大祭の時だけとか。
そもそも、イタコさんは恐山菩提寺とは直接的な関係はないと、H25.11.13の禅をきく会 ( こちら参照 ) で、菩提寺の院代である南直哉師から聞いていました。
今回は、大祭期間中ではないため、イタコさんの口寄せは予定に入っていませんが、参加者の御祈祷の後、先祖のご供養を希望する方の先祖供養、そして、恐山の専属ガイドさんによる案内の時間をとっています。

そして、夜は 浅虫温泉 海扇閣 にてゆったりと・・・。楽しい時間もたっぷりと・・・。

十六羅漢

昨日、所用で庄内方面に向かいました。
家内と愛娘 ( 沙弥 ) とドライブです。

用事を済ませ、沙弥と一緒に食事ができるところをスマホで検索。
大松庵 ” ( 鶴岡市水沢 ) 「 ペット可 」 とありました。そば屋さんです。
さっそく電話したところ、OKとのこと。
30Kgの大型犬なんだけど・・・と、恐る恐るお店へ。

ご主人でしょうか、 「 かわいいね~! おとなしいな~ 」 と歓迎されました。

隣のテーブルに座ったカップルも、途中入れ替わりもあったのですが、どちらのカップルも歓迎ムード。
沙弥を連れてお店に入ったのは初めて。
沙弥も少々興奮気味で、伏せの態勢がなかなかできなかったですね。

とは言え、迷惑を掛けることもなく、そばもおいしくご馳走になりました。満足!


帰りに鶴岡市吹浦の海岸にある
  “ 十六羅漢像 ” を参拝してきました。

H28.12.05 十六羅漢 1

H28.12.05 十六羅漢 2
白黒もいいかも。


昔、鳥海山が噴火した時に日本海まで流出した岩 ( 安山岩 ) に、吹浦にある東照寺と同じ曹洞宗の海禅寺21世の寛海和尚様が托鉢で浄財を集め、5年の歳月を掛けて明治元年 ( 1868年 ) に完成を見たのだそうです。

148年が経過しています。私が20年以上前に伺った時と比べても、だいぶ摩耗したように思えます。

完成して数年後に寛海和尚様は、海難事故など無いようにとのことでしょう、自らが守り仏となるために羅漢岩から海に身を投じたとのことです。
自らが衆生を守る羅漢さまになられたということなのでしょう。
その話を聞いて、人々を思うお気持ちの深さに言葉も出ませんでした。

H28.12.05 十六羅漢 3
お釈迦様は真ん中辺の上です。 その左ひざの前に文殊菩薩。


H28.12.05 十六羅漢 5
観世音菩薩。 ほかの像とは少し離れた高いところに。

H28.12.05 十六羅漢 6
手前が注荼半吒迦 ( ちゅうだはんだか ) 尊者 ゆったりと上を向いている姿のよう。
奥の左側の岩の右側に観世音菩薩が・・・。 わかりずらいね。

H28.12.05 十六羅漢 4
羅漢岩付近から眺める日本海。 沙弥は、海、初体験! 水しぶきにもちょっとビックリ?


16体の羅漢さまのほかに、お釈迦さま、文殊菩薩さま、普賢菩薩さま、観音さま、それに、お釈迦さまの十大弟子の舎利仏 ( しゃりほつ ) 尊者と目蓮 ( もくれん ) 尊者の6体を合わせ、22体の像が刻まれています。
とはいうものの、現地で探しても22体とはわかりませんでした。

帰り際に高台にある眺望台のところに行ったのですが、そこに羅漢像が配置されている箇所の絵とお名前があったので写してきたのでわかりました。


水産庁選定の “ 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選 ” にも選ばれているのだそうです。

2年後には150年を迎えるわけですね。
羅漢像自体は風化していましたが、自然の大きな力をなんとかして鎮めたいという思いの深さを斟酌できる人間であり続けたいと感じてきました。


羅漢さまとは、供養と尊敬を受けるに値する修行者のことで、永くこの世にあって、お釈迦様の教え ( 仏教 ) を護持して、衆生を導いてくださる仏道修行者のことです。
曹洞宗をはじめとする禅宗系では、この羅漢さまをひとつの目標としています。


来春、白鷹町に五百羅漢の石像が完成するという新聞報道がありましたね。
“ 佐野原五百羅漢園 ” と命名するとか。
完成されたら、是非、手を合わせに行きたいと思っています。


H28.12.05 鳥海丸
帰りに、酒田港の近くに寄って来ました。
加茂水産高等学校の実習船 “ 鳥海丸 ” をバックに撮影。






成道会

お釈迦様が悟りを得たのは、12月8日朝、明けの明星が輝く時と伝えられています。
お悟りの日を記念し、毎年、成道会(じょうどうえ)を行っています。

この頃は、参列する方の事を考えて休日に行うようにしていますので、今年は4日早いですが、今日行いました。


お釈迦様の記念の日として、三つの大きな法要を行います。
誕生された  4月 8日 降誕会(ごうたんえ)
悟りを得た 12月 8日 成道会(じょうどうえ)
入滅された  2月15日 涅槃会(ねはんえ)
この三つを “ 三仏忌 ( さんぶっき ) ” と言います。


昨年の成道会の時から、お釈迦様の最後の教えであります 「 佛遺教 」 で示されている “ 八大人覚 ( はちだいにんがく ) ” という、生きていく上で重要な八つの指針について順に解説をしてきました。

昨年の成道会、今年の涅槃会、降誕会の3回で八つの内の四つについて話をしましたので、今日の成道会では、5番目の “ 不忘念 ( ふもうねん ) ” と6番の “ 定 ( じょう 禅定 ) ” のふたつについて話をしました。

“ 不忘念 ” とは、お釈迦様の示された正しい教えを胸に刻みつけて決して忘れない。そのことを信念として揺るぎなく生活をするということ。
そうすれば、煩悩というどんな誘惑が来ようとも、その欲望に負けることはないと示されています。

また、

“ 定 ” とは、自分の心をしっかりと見定めるためにも坐禅を行い、心を落ち着かせるということ。
お釈迦様の教えの水(智慧)を禅定による土留めを作って、漏れて流れ出ていかないようにしなさいとも示されています。


この八大人覚のほかにも、お釈迦様の教えはたくさんあります。
八万四千(はちまんしせん)の法門があると言われているわけですが、その多くの教えの中のひとつでもいいから、その教えに従った生き方をするということが大事ですね。
お釈迦様の教え、道元禅師の教えを、今の私たちはテレビや本などで見聞きする手段がたくさんあります。
是非、仏教の教えに従った生き方を少しでもしていこうではありませんか。

H28.12.04 成道会 1

H28.12.04 成道会 3

H28.12.04 成道会 2

第15回 東照寺写経の会

12月2日、15回目の写経の会。参加者18名。

今年最後の写経の会となりました。
そして、1月~3月は冬休みになります。
雪の関係で駐車場の確保が難しく、本堂も寒いですからね。
昨年は11月で終了し、12月~3月まで休んだんです。
12月上旬であれば大丈夫かなと思い実施したのですが、一週間前の週間天気予報で “ 吹雪 ” で “ 荒れ模様 ” とのこと。
皆さん来れるだろうかと心配したのですが、取り越し苦労でした。
寒さも思ったほどでなく、膝かけもせずに書いている方も多かったですね。

とはいうものの、写真のブルーヒーターを2台、その外にもファンヒーターなど2台を開始2時間以上前からフル回転しましたからね。

H28.12.02 東照寺写経の会

第2回から始めた “ 般若心経の説明 ” も今回でひと通り終了しました。
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経 までです。

毎回20~30分の解説でしたから、トータルではすごい時間ですよね。
余計な話もあったからでしょうが・・・。

お経を写すことだけで心が落ち着くような気がする。
そして、お寺の空気を吸うだけで、あるいは、本尊様や多くの仏像などに手を合わせるだけで、もしかしたら、坊さんに会うだけで(これはないかな・・・)心が安らぐなどということがあるかもしれませんね。
そして、それに加えて、般若心経の意味を少しでも理解し、自分の生活に行かせて行けたら、少しでも実践できたら、それが一番いいことですよね。


今回、男性で、初めて参加の方がおられました。
「 家でよく書くんだ 」 とおっしゃっていました。
冬の間は時間があって書けるからということだったので、写経の台紙と用紙を分けてあげました。
みなさんに、 「 来年も待っています 」 と声を掛けられていました。


来年4月から再開します。
参加されている方には電話やメールで、その外にも、ブログや東照寺ホームページでご案内します。
興味のある方は、一度だけでもいいのでおいでください。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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