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あわや大惨事!!

今日、家内と天童市まで出かけた帰りの国道13号線 ( 山形北バイパス ) での出来事。
天童市と東根市のちょうど境界に当たるのかな?
旧13号線を越える片側2車線の陸橋上で、左前方を走るトラックの荷台からプレハブが落下!!

H29.4.19 - 1

左からの風が強かったためでしょうが、固定していたロープ?がゆるかったのでしょう。
こちらは追い越し車線で、トラックよりも若干早目に走っていたわけですから、もう少しの差でプレハブの下敷きということもあったわけです。

落下する前に、荷台のプレハブが少し動いているように見えたのが幸いでした。
左に写っているトラックの後ろの乗用車はトラックの関係者の車のようです。
すぐに駆けつけてユニックの操作などをしていましたから・・・。

H29.4.19 - 2

けが人もなく、15分くらいで積み直しをして通過できるようになりましたが、冷や汗ものでした。
強風だけでなく、運転中にはいろいろなことに注意を払わなければなりませんね。
みなさんも気を付けてください。
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五月人形

今日の朝のお勤めの時に、 「 ピピピピッ 」 と鳥の鳴き声が聞こえました。
朝日の昇る時間が早くなってきたことや、昨日今日と暖かいというのが要因かも。
春だな~と思っていたところ、朝食前に、 「 ホーケチョ 」 と、上手とは言えませんが、ウグイスの鳴き声も聞こえてきました。
雪国の当地では例年より早く聞いたような気がします。
農家の方々も田植えの準備で忙しくなってきたようです。


さて、ブログを見ている方々から 「 お孫さんの記事がみたい 」 との声がありまして、久しぶりに載せることにしました。
16日が丁度7か月ですから、8か月目に入りました。

茨城に住んでいる娘(残念ながら義理の娘なわけですが・・・)が、写真や動画を毎日のように送ってくれるのを夫婦で楽しみにしています。
最近では、おすわりやストローで上手に飲み物を飲んでいる姿など。
そんな中で、今日、初節句の五月人形が届いたとのこと。
お嫁さんのお家で準備してくれました。
写真を見ると、立派な甲冑のようです。
要 ( かなめ 孫の名前です ) も、もう少し大きくなったらこの甲冑を着ることもできたりするのでしょうか。

H29.04.18 五月人形・陣羽織


○に金の、金太郎腹掛け姿も。
そして、この写真のように、○に要の腹掛けも。
「 名前入りで作れるんだね~ 」 とビックリしていたら、お嫁さんのお母さん ( 要にとってはおばあちゃん ) の手作りだとのこと。
再度ビックリ! あちらのおばあちゃんはとっても上手なんです!!

H29.04.18 腹掛け 2
おでこがチョット赤いのは、元気な男の子の印かな。

H29.04.18 腹掛け 1

写真をもうひとつ。
ゴマを磨っているところ。
面白い姿ということで送ってくれたようです。

H29.04.13 ごますり

「 曹洞宗ではすりこぎのように、身を削って他のために生きる生き方が大切だと言うんだよ 」 と返信したところ、
「 他のために身を削れる人。 削ってくれた人に感謝できる人間になってもらいたいですね 」 と返してくれました。
「 削ってくれた人に感謝 」 というところまで気づいてくれた娘 ( 本当に残念ながた義理の娘 ) に 「 偉い! 」 と再度返信。

身をけずり 人に尽くさん すりこぎの
          その味知れる 人ぞ尊し


人に尽くしたすりこぎの、その味を知る人になることが大切だと詠われています。

第16回 東照寺写経の会

昨日、4月14日、今年度の写経の会が始まりました。
通算16回目の写経の会。参加者19名でした。

般若心経の解説は、昨年までの2年間でひと通り終わったので、今年は何の話にしようかと考えていたのですが、今回は今までと違った進め方をしてみました。

いつもどおり私から般若心経が大乗仏教の根本であるみんなが幸せになる方法、考え方であることを話した後、途中で家内の昔話を聞いてもらいました。
というのも、家内が尾花沢市にある “ とんと昔を語る会 ” のメンバーでもあるので、 「 往生の薬 」 という昔話を聞いてもらいました。

話を簡単にまとめると、
意地悪な姑にいじめられた嫁が和尚さんに姑が往生する薬をもらいに来る。和尚さんはそこまで思いつめたのならと薬を渡すのだが、どんなにつらいことを言われても「はい。はい。」というんだぞと。嫁は言われたように「はい。はい。」と言われたことをしながらも毎日毎食薬をご飯にかけて食べさせた。すると、姑はだんだん無理なことを言わなくなり、嫁のために町からいい着物を買ってきた。それに驚いた嫁は、往生させる薬の毒消しをしなければとあわてて和尚さんの所に行く。「大丈夫だ。その薬は葛粉だから」と言われて、自分のしたことを反省するという話。

私たちは自分が他人にしてもらう ( 褒めてもらうなども ) のは嬉しいが、反対に自分が他人にはなかなかできない。
「 あれをしてくれない。これもしてくれない。」 と言いたくなる。
基本は、自分の事の方が大事なんですね。
この話は「 人にしてもらうことを考えるより先に、人にしてあげることが必要だ 」 と教えてくれるのです。


六波羅蜜 ( ろくはらみつ ) の第一が “ 布施 ” です。
お金や物だけでなない、自分の体を使った布施行を少しでもしていきたいものですね。


そして、こういう話を聞いて、そう言うこともあるだろうとわかったとしても、 「 実際に行うのは難しい 」 と言って吐き捨ててしまいがちなのが大人たちかもしれません。

前回の4月8日の花まつりの時にも書きましたが、
“ 佛遺教 ( ぶつゆいきょう ) ” という、お釈迦様がお亡くなりになる前に説いたお経の中に
≪ 聞・思・修 の慧を以って而も自ら増益すべし ≫ とあります。

“ 聞 ”  すばらしい教えを聞くこと
“ 思 ”  自分の事として普段から思い意識すること
“ 修 ”  実際に実践していくこと

お釈迦様の教え、道元禅師・瑩山禅師のいろいろなよき教えがあります。
その教えに聞く耳を持ち、それを自分のものとし、行っていくのです。
そのよき教えを共有する。価値観を共有する仲間を増やしていくことができれば、争いの少ない社会にできるのではないでしょうか。


次回はどんな話をしようかと毎回悩んでいますが、私自身の勉強になります。
聞いて下さる方がいればこそです。ありがたいです。

花まつり ( 降誕会 )

今日は4月8日の “ 花まつり
曹洞宗では、正式には “ 釈尊降誕会 ” ( しゃくそんごうたんえ お釈迦様がお生まれになった日をお祝いする法要 ) といいます。


以前にも書きましたが、お釈迦様の記念の日として毎年三つの大きな法要を行います。
誕生された  4月 8日 降誕会(ごうたんえ)
悟りを得た 12月 8日 成道会(じょうどうえ)
入滅された  2月15日 涅槃会(ねはんえ)
この三つを “ 三仏忌 ” ( さんぶっき ) と言います。

毎年、土曜か日曜に行っているのですが、今年は4月8日が土曜日ということで正式な日程で執り行うことができました。


お釈迦様は生まれてすぐに七歩歩いて、右手は天を指さし左手は地を指さし 「 天上天下唯我独尊 」 とおっしゃられたとの言い伝えにより、誕生仏はそのような姿です。
その時に天から甘い雨が降り注いだとも言われています。
そこで、読経し、ご詠歌を奉詠中に、花御堂の中の誕生仏に参列者全員が甘茶を注ぎました。

H29.04.08 降誕会 3

H29.04.08 降誕会 2

H29.04.08 降誕会 1

一昨年の成道会の時から、お釈迦様の最後の教えであります 「 佛遺教 」 で示されている “ 八大人覚 ( はちだいにんがく ) ” という、生きていく上で重要な八つの指針について順に解説をしてきました。

これまで八つの内の六つについて話をしましたので、今日の成道会では、最後の7番目の “ 智慧 ” と8番目の “ 不戯論 ( ふけろん ) ” の話をしました。

H29.04.08 降誕会 4

智慧 ” とは、仏の知恵であり、私たちが身につけようとしがちな “ 自分が得をするための知恵 ” ではありません。
私たちの苦しみは、いろいろな欲望から生じるのがほとんどです。
その欲望は貪りの心が根底にあり、無知 ( 無明 ) が原因なのです。
その “ 無知 ” の反対にある “ 仏の知恵 ” を持つことが大切とお釈迦様はおっしゃっています。

不戯論 ” とは、戯論をするなということ。
戯論とは、無駄な話。確かめようのないことや結論の出ない話を議論することです。
そのような議論をすることにより心が乱されるだけだというのです。

お釈迦様の最後の説法であります “ 八大人覚 ” の教えは、出家者として肝に銘じる内容でありますが、もちろん、在家信者の方々にも、是非、お読みいただきたい、ご理解いただきたい内容だと思い、三仏忌の法要の際に、足かけ3年で説明をさせていただきました。おわかりいただけたのではないかと思っています。


しかし、今回の7番目の “ 智慧 ” のところに
聞思修 ( もんししゅ ) の慧 ( え ) を以って、而 ( しか ) も自ら増益 ( ぞうやく ) すべし ” とあります。

聞思修の
“ 聞 ” とは、聞法。 仏法の教えを聞き。
“ 思 ” とは、思惟。 教えを思い意識し。
“ 修 ” とは、実践。 繰り返し行っていく。 ということで、
その智慧によって自分自身で智慧の利益を増やしていくべきというのです。
肝心なのは、正しい教えを聞くだけでなく、わかっただけでなく、毎日の生活で繰り返し実践していくことが大切であるということです。

頭でわかっただけでは駄目。
お釈迦様の示しいただいた八大人覚を実践して行きましょう。
もちろん、私自身もです

仏前結婚式

昨日、4月6日、東照寺で仏前結婚式を行いました。
新郎は、昨年11月に立職 ( りっしょく 立職の様子は、こちらをご覧ください ) した私の2番目の弟子です。
坊さんですから “ 仏前結婚式 ” になるわけで、師匠である私に式師の依頼があり東照寺で行ったわけです。

新郎は横浜生まれ。新婦は鹿児島生まれ。不思議な縁 ( えにし ) によって結ばれた二人です。
ということで、ご両親等はそれぞれの横浜、鹿児島から駆け付けてくださいました。
新婦のご両親は山形に初めて来県。
境内に残る雪に驚いておられたようです。
それはそうですよ。県内の数十キロ離れた所からおいでになった方も驚くのですから・・・ ( 笑 )

新郎の永平寺修行時代の同安居 ( どうあんご 同じ頃に本山に修行に入った仲間 ) の方も4名お手伝いに駆けつけてくれました。隣寺の副住職様、当寺の副住職、そして、私も含めて7名の法要スタッフで行いました。


新郎新婦はもちろんですが、初めてのお寺での “ 仏前結婚式 ” に両家のご家族には大変喜んでいただけました。

幾久しいお二人のご多幸をお祈りするものです。

披露宴は改めて6月に横浜で、8月に鹿児島で行うとのこと。どちらにも夫婦でお伺いする予定です。それも楽しみです。

H29.04.06 仏前結婚式 1
啓白文奉読 ≪ 式師が結婚の儀を執り行う旨をご本尊様にご報告申し上げます ≫

H29.04.06 仏前結婚式 2
盃事  ≪ 三三九度の盃が取り交わされ ご両家ご親族の固めの盃を執り行います ≫

H29.04.06 仏前結婚式 3
新郎新婦誓約 ≪ 新郎新婦がお誓いをいたします ≫

H29.04.06 仏前結婚式 4
式師示訓 ≪ 式師より両人にお祝いとおさとしの言葉を伝えます ≫

H29.04.06 仏前結婚式 5
般若心経 読経 ≪ 両家のご先祖に結婚式が無事円成した事を報告するお経を唱えます ≫

H29.04.06 仏前結婚式 6
普同三拝 ≪ 最初と最後にご本尊様に対し 式師と共に全員が三度礼拝を致します ≫


H29.04.07 沙弥
仏前結婚式があって、何かとあわただしいので4日から三泊四日のショートステイとなった沙弥です。シャンプー・カットをしてもらって、今日、おうちに帰ってきました。
いつもより美人になって帰ってきました。沙弥ちゃんもお疲れ様でした。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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