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今年はブタ年!

新年を迎え、4日目となりました。
一年の100分の1が過ぎようとしています。
日々、アッと言う間ですね。


今年はいのしし年。 「 猪突猛進 」 で頑張るぞ~
テレビなどからよく聞こえてきます。

でも、干支の発祥である中国では、「 ブタ年 」 なんです。
「 えーっ! うそでしょー 」 ですよね。
でも、本当なんです。韓国・チベットでも「ブタ」だそうです。
イノシシは日本だけ。
“ 猪 ” の字は、中国では “ 豚 ” のことで、イノシシは “ 野猪 ” と書くんです。
翻訳ソフトで字を訳してみればすぐにわかりますよ。


以下は、檀家さんに配った 『 東照寺報 』 にも載せた文面です。
途中からですが、そのままです。


十二支は、ご存知のように 「 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 」の順。
この十二の漢字に本来動物の意味はなく、時刻や方角を表すために当てはめられた文字です。

時刻で言えば、昔は二十四時間を十二支で表しました。
それぞれ約二時間で、それを更に 「 一つ 」 から 「 四つ 」 まで三十分ずつに分けます。
最初の 「 子 」 は夜の十一時から一時までの二時間です。
二番目の「丑」は一時から三時まで。
「草木も眠る丑三つ時」というのは、丑の刻(一時から三で)の四分の三が始まる午前二時ということになりますね。

七番目の午 ( うま ) は十一時から午後一時で、その真ん中が十二時。
真ん中を正しいという文字で表して、十二時を「正午(しょうご)」というわけです。

また、方角を表すとき、「丑寅(うしとら)の方角」は時間で言えば午前三時。
二十四等分された時計であれば、北東の方角となります。

こういったことを庶民に伝えて覚え易くするために、後から十二の動物を当てはめただけなのです。
例えば、 「 子 → 鼠 」 といったように。

そして今年は 「 亥 」。
これに、日本では 「 猪 」 を当てはめたということになります。
その理由は諸説あるようです。

イノシシは 「 猪突猛進 」 のイメージですが、ブタだと真逆の感じで、拍子抜けしてしまいそうですが、中国では、ブタはあくせくしないで福々しいし、子供もたくさん産む動物。
お金が貯まって子供に恵まれ子孫繁栄のめでたいイメージがあるそうです。

怠け者と見るかあくせくしないと見るか、何事も受け取る側の考え次第。
「 今年の干支のように 」 と考えている方がいれば、猪突猛進で行くか、あくせくせずにじっくりと進んでいくか二通りの選択肢があると考えるのもよろしいのではないでしょうか。

なにはともあれ、今年を振り返る時期になったとき、 「 今年もいい年だった 」 と言える一年になるよう一日一日を大切に過ごしていきましょう。
ブタ年であれば、 「 トン ( 豚 ) でもない年 」 にはならないと思いますが。


今年は、昨年以上に良い年となりますようにご祈念いたします。

2019.01.04 財布
財布の形をした花瓶です。 おもしろい形です (笑)
がま口の空いているところに花を飾るんです。
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山形県尾花沢市にある
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