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楽書 2022.09.14

天童市市民プラザの“ 楽書 ” です。

5月以来の楽書の掲載になります。これまでも参加していたのですが、作品の掲載をしていなかったのです。
そんなことで、何回目かもわからなくなったので、その表示はやめることにしました・・・。(・_・;)

さてさて、今回は大筆での作品です。
今まで、ほとんど小筆での作品だけでしたが、どちらかというと小さい文字より好きかな~。とはいうものの、上手には中々書けません。
頭ではここはもっと太くとか、小さくとかわかっていても手が動きません。
毎回、言い訳ばかりですね・・・。

2022.09.14 楽書

今回は “ 香雨 ”
雨が降ると、雨のかおりというよりは雨のにおいという表現の方が合うような、どう表現していいのか文字に表せないのですが、なんとも言えないにおいを感じる時があります。
“ におい ” と表現すると嫌なにおいと受け取られそうですが、そういう意味ではないんですよ。
一般的に 「 いい天気 」 は晴天のことを指しますが、そんなことはないはず。時には 「 雨がいい天気 」 の場合もありますよね。干ばつの時は雨ごいまでしたくなります。
雨天に 「 いいにおい、いい香りだな~ 」 とゆったりとした心持ちで過ごしたいものです。

書の上に置いてあるのは、上が柿、右がカボチャ ( 手芸品です )
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第58回 東照寺写経の会

昨日の写経の会の参加者は18名。

今回の法話は 『 仏遺教経 』 の13回目。

「 八大人覚 ( はちだいにんがく )」 の第6番目
“ 定 ( じょう ) ” です。
禅定、坐禅をして身と心を正しなさいということです。

心 定に在るが故に 能 ( よ ) く 世間生滅の法相 ( ほっそう ) を知る。

身と心を正すことが、物事の真実を知ることができるというのです。
「 真実を知る 」 ってすごいことですよね。

一般的に 「 心身の鍛錬 」 というように、心が先で身が後に書きますが、曹洞宗においては特に、身が先で 「 身心 ( しんじん ) 」 と書きます。

みなさんは、自分の心が体を動かしていると思っているかもしれませんね。歩こうと思って足が前に出る。手を上げようと思うから手を上げる。 そうかもしれません。
しかし、体が心を動かすことがあるということに気づきませんか。
整列の時の 「 気をつけ 」 の掛け声とともに直立不動になりますが、その姿になっていることで気持ちが張りつめた状態でいられる。
正装することで身が引き締まる。
これって、体の状態で心が動かされているとは考えられませんか。
歌人の斎藤茂吉さんの息子さんで精神科医の斎藤茂太さんは 「 おかしいから笑うんじゃない。笑うからおかしくなるんだ。無理してでも笑え。 」 とおっしゃったとか。
精神科のお医者さんに言われると、なるほどと納得しちゃいますね。

道元禅師は “ 身心一如 ( しんじんいちにょ ) ” 身と心は同一であるとおっしゃっています。
自分の心を上手にコントロールできずにいる人は少なくないでしょう。
心を正しく保つには、まず身を正すこと。
お釈迦様も坐禅の大切さを教えてくださっています。

今回の写経の前に2分ほどのイス坐禅を行ないました。
これから、毎回やってみようかなと思っています。

2022.09.08 写仏 文殊菩薩

般若心経の写経を書き上げてから、写仏を行なう方もいます。
文殊菩薩。上手に描いています。
プロフィール

zenzen1213

Author:zenzen1213

山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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