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作業の一日

秋晴れの一日でした。

今日の作業は、本堂玄関部分と観音堂、そして、庫裡の雪囲い。
窓が雪で壊されないようにするのです。雪が沢山降らない所の方には想像ができないでしょうね。

雪囲いのことを、尾花沢地方では「そがき」と言います。どういう意味かわかりません。「粗末な囲い」という意味なのかな??

     キャラの木のそがき

そして、庭の木もご覧のように“そがき”をしました。
金沢の兼六園などで、「雪吊り」という縄で枝を吊る光景をテレビで毎年のように見ますが、雪の量が違いますからね。尾花沢地方では写真の様に木で囲まないと雪で枝が折れてしまいます。

今年は、毎年お願いしている檀家のお二人の内、お一人が足を痛めたものですから、代わって、私、住職がやってみました。
何カ所も縄で結ぶ作業があり、慣れていない“縄で結ぶ”という作業が特に疲れました。普段使わない握力を使って、手が特に疲れましたね。

とはいうものの、一日がかりの作業でしたが、無事に予定の作業を終えることができました。



また、家内は、“たくあん漬け”のため、大根を紐であんで、大根干しをしていました。

     大根干し 2 

山門の南側に27本の大根です。以前は50本ほど干していたのですが、家族も少なくなったこともあり、半分で十分になってしまいました。

     大根干し 1

山門の脇は、道路から見るととても目立つ所で、申し訳ないような気もするのですが、境内内では一番日当たりがいいところですので、毎年ここに吊るすんです。

たくあん漬けは、禅寺に欠かせない食料ですよ。
ご存知かもしれませんが、“たくあん漬け”の語源は禅宗のひとつ「臨済宗」の沢庵宗彭禅師が考案されたつけものだからという説が有名です。ですから、本山であります永平寺や總持寺はもちろんのこと、各専門僧堂で修行しますと、毎朝のようにたくあん漬けが出されます。

漬けものの中の本流といってもいいんじゃないでしょうかね。

ちなみに、語源には、“蓄え漬け”が変化したものとか、別の理由もあるようですが、禅僧であります沢庵さまとの関係はとても深かったろうと思われます。


今年のたくあん漬けがおいしくなるように、今日のような秋晴れが続けばと望むところですが、週間天気予報に晴れマークはほとんどありません。チョット心配です。

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山形県尾花沢市にある
曹洞宗寺院の住職です

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