奈良・京都の仏さま参拝 と 紅葉観光の旅 1
17日から20日までの3泊4日で、奈良・京都を妻と二人で旅行してきました。
夫婦で観光だけを目的にした旅行は、新婚旅行以来。
子育ても終わり、両親を送ることができたから、そういうことができるようになったということなんだな~ などと思っています。
本当は、結婚25周年記念の時にも計画したのですが、その年、先代住職が倒れ、5か月ほどの入院の後に遷化してしまい、その後は、旅行どころではありませんでした。
30周年の時には、母を一人置いて出かけることはできませんでした。介護のショートステイを利用することも拒んでいましたからね。
私も、今年1月にガンの手術をしたこともあり、「あまり先に延ばしていると・・・」などということも頭をよぎるわけです。誰しも、先のことはわからないのですから、私が特別なことは一切ありませんがね。
などということで、前置きはいいとして、
≪ 奈良・京都の仏さま参拝 と 紅葉観光の旅 ≫ を紹介したいと思います。
奈良に一泊、京都に二泊の行程。
初日は、途中、東京 上野の東京藝術大学大学美術館で、まずは『 国宝 興福寺仏頭展 』を拝観。
白鳳時代の微笑みに会いました。 そして、十二神将。 よかった

奈良に行く前の準備体操の感覚で行ってみたというところもあったのですが、圧巻でした。
薬師如来仏頭の素敵なお顔と、十二神将のお姿。
胸を打ちました。
ドキドキ感を懐いたまま、平城京へ。そうです、奈良へ。
まず、ホテルへ。チェックインせず、荷物だけを置いて直ぐに 興福寺 へと。300メートルほどの近さなので、五重の塔を目指して小走りに。

東金堂、国宝館をじっくり。
妻の今回の旅行に目的の一番に上がるであろう“ 阿修羅像 ”との出会い。これまた感動

途中、人なつこい鹿が置物のように。 奈良公園では、みんなそうなんでしょうけれども、不思議な感覚ですね。
境内の真ん中にあるべき 中金堂 の再建中でした。
平成30年落慶予定と掲示されていました。それも楽しみですね。
2日目の奈良は、奈良市内から離れ、室生寺、長谷寺、安倍文殊院、そして、奈良市内に入り、新薬師寺。これらのお寺を主に参拝。
女人高野といわれる“ 室生寺 ”
なんと、金堂の特別拝観中で、国宝 釈迦如来、十一面観世音菩薩。重要文化財の薬師如来、十二神将などを間近に参拝できました。

そして、弥勒堂に客仏として右脇におられる 国宝 釈迦如来の引き締まった表情の中に包容力のある坐像。女性を暖かく迎えていただける優しさを感じました。
帰り道、息子さんと娘さんだろうか、車椅子に乗っているおじいちゃんを、砂利道で進まないために車いすごと持ち上げて金堂に向かっていました。その脇を、奥さんであろう腰の曲がったおばあちゃんが杖をつきながら、地面を見つめているようにして歩いていました。
室生寺の仏様に手を合わせたいという想いに応えているのであろうお子さんたちのお姿に感心させられました。

紅葉もきれいでしたよ。
国内最大級、大きな木造千手観世音菩薩の“ 長谷寺 ”
西国三十三所巡礼の第八番札所。そのご本尊、十一面観世音菩薩の大きさに圧倒されます。
鎌倉の長谷寺の十一面観世音菩薩も大きかったですが、それを超える大きさとか。
本堂と共に重要文化財。

ちょうど、これまた特別拝観期間中。通常は見ることができない足元まで近づき、両足に触れることができるんです。ですから、足ものと金箔ははがれ、真黒。
足元からお顔を見上げれば、首が痛くなりました。
お姿をぐるり一周拝見し、最後に合掌をし、満足。

山門から本堂に続く上りの回廊も灯篭がマッチして、火が灯ればこれまたいい雰囲気だろうと想像しながら帰って
きました。
今年7月に国宝指定を受けた文殊菩薩の“ 安倍文殊院 ”
安倍文殊院は安倍総理大臣とも関係があるようです。池の中にある金閣浮御堂の本尊の脇に「安倍晋太郎之霊」だったかな?お位牌が置かれていました。
金閣浮御堂から本堂を撮影
ここは、京都府宮津市の切戸文殊、山形県高畠町の亀岡文殊とともに日本三文殊に数えられるところです。
大きな獅子(この表情もいい)にまたがる文殊菩薩と獅子の手綱を引く優填王、そして、かわいらしい顔と動きのある善財童子。外に文殊菩薩と仏法の論戦を行ったといわれる維摩居士と、お釈迦様の十大弟子の須菩提を脇に従えて祀られているお姿は、快慶作とのことですが、目に焼き付きます。
智慧の文殊様。受験やボケ防止の為にもとのことでしたが、なにはともあれ、是非、機会があれば手を合わせに行ってみて下さい。お勧めです
天平の古刹“ 新薬師寺 ”
新薬師寺のネーミングから、新しい薬師寺ということであまり訪れる方も少ないのではないでしょうか。でも、天平19年(747年)ですから、とんでもないことですね。ただ、同じく奈良の薬師寺よりも30年ほど新しいということになりますが・・・。

堂内にいらした関係者の話では「新たかな薬師寺」ということだとのこと・・・。
国宝の奈良時代の本堂の中に、大きな目をしてどっしりと座る国宝で木造の薬師如来とぐるりと囲む等身大といえる最古で最大の塑像の十二神将。なかなかいいですよ。
境内は狭いのですが、建物の古さと国宝の仏像。ひんやりとした重たい空間が、更に歴史を感じさせます。
「古い都の空気がここに残っている」そんなことを思いましたね。
3日目は平安京。京都です。
紅葉もよかったですよ。
京都については、後日です。
夫婦で観光だけを目的にした旅行は、新婚旅行以来。
子育ても終わり、両親を送ることができたから、そういうことができるようになったということなんだな~ などと思っています。
本当は、結婚25周年記念の時にも計画したのですが、その年、先代住職が倒れ、5か月ほどの入院の後に遷化してしまい、その後は、旅行どころではありませんでした。
30周年の時には、母を一人置いて出かけることはできませんでした。介護のショートステイを利用することも拒んでいましたからね。
私も、今年1月にガンの手術をしたこともあり、「あまり先に延ばしていると・・・」などということも頭をよぎるわけです。誰しも、先のことはわからないのですから、私が特別なことは一切ありませんがね。
などということで、前置きはいいとして、
≪ 奈良・京都の仏さま参拝 と 紅葉観光の旅 ≫ を紹介したいと思います。
奈良に一泊、京都に二泊の行程。
初日は、途中、東京 上野の東京藝術大学大学美術館で、まずは『 国宝 興福寺仏頭展 』を拝観。
白鳳時代の微笑みに会いました。 そして、十二神将。 よかった


奈良に行く前の準備体操の感覚で行ってみたというところもあったのですが、圧巻でした。
薬師如来仏頭の素敵なお顔と、十二神将のお姿。
胸を打ちました。
ドキドキ感を懐いたまま、平城京へ。そうです、奈良へ。
まず、ホテルへ。チェックインせず、荷物だけを置いて直ぐに 興福寺 へと。300メートルほどの近さなので、五重の塔を目指して小走りに。

東金堂、国宝館をじっくり。
妻の今回の旅行に目的の一番に上がるであろう“ 阿修羅像 ”との出会い。これまた感動


途中、人なつこい鹿が置物のように。 奈良公園では、みんなそうなんでしょうけれども、不思議な感覚ですね。
境内の真ん中にあるべき 中金堂 の再建中でした。
平成30年落慶予定と掲示されていました。それも楽しみですね。
2日目の奈良は、奈良市内から離れ、室生寺、長谷寺、安倍文殊院、そして、奈良市内に入り、新薬師寺。これらのお寺を主に参拝。
女人高野といわれる“ 室生寺 ”
なんと、金堂の特別拝観中で、国宝 釈迦如来、十一面観世音菩薩。重要文化財の薬師如来、十二神将などを間近に参拝できました。

そして、弥勒堂に客仏として右脇におられる 国宝 釈迦如来の引き締まった表情の中に包容力のある坐像。女性を暖かく迎えていただける優しさを感じました。
帰り道、息子さんと娘さんだろうか、車椅子に乗っているおじいちゃんを、砂利道で進まないために車いすごと持ち上げて金堂に向かっていました。その脇を、奥さんであろう腰の曲がったおばあちゃんが杖をつきながら、地面を見つめているようにして歩いていました。
室生寺の仏様に手を合わせたいという想いに応えているのであろうお子さんたちのお姿に感心させられました。

紅葉もきれいでしたよ。
国内最大級、大きな木造千手観世音菩薩の“ 長谷寺 ”
西国三十三所巡礼の第八番札所。そのご本尊、十一面観世音菩薩の大きさに圧倒されます。
鎌倉の長谷寺の十一面観世音菩薩も大きかったですが、それを超える大きさとか。
本堂と共に重要文化財。

ちょうど、これまた特別拝観期間中。通常は見ることができない足元まで近づき、両足に触れることができるんです。ですから、足ものと金箔ははがれ、真黒。
足元からお顔を見上げれば、首が痛くなりました。
お姿をぐるり一周拝見し、最後に合掌をし、満足。

山門から本堂に続く上りの回廊も灯篭がマッチして、火が灯ればこれまたいい雰囲気だろうと想像しながら帰って
きました。
今年7月に国宝指定を受けた文殊菩薩の“ 安倍文殊院 ”
安倍文殊院は安倍総理大臣とも関係があるようです。池の中にある金閣浮御堂の本尊の脇に「安倍晋太郎之霊」だったかな?お位牌が置かれていました。

金閣浮御堂から本堂を撮影
ここは、京都府宮津市の切戸文殊、山形県高畠町の亀岡文殊とともに日本三文殊に数えられるところです。
大きな獅子(この表情もいい)にまたがる文殊菩薩と獅子の手綱を引く優填王、そして、かわいらしい顔と動きのある善財童子。外に文殊菩薩と仏法の論戦を行ったといわれる維摩居士と、お釈迦様の十大弟子の須菩提を脇に従えて祀られているお姿は、快慶作とのことですが、目に焼き付きます。
智慧の文殊様。受験やボケ防止の為にもとのことでしたが、なにはともあれ、是非、機会があれば手を合わせに行ってみて下さい。お勧めです

天平の古刹“ 新薬師寺 ”
新薬師寺のネーミングから、新しい薬師寺ということであまり訪れる方も少ないのではないでしょうか。でも、天平19年(747年)ですから、とんでもないことですね。ただ、同じく奈良の薬師寺よりも30年ほど新しいということになりますが・・・。

堂内にいらした関係者の話では「新たかな薬師寺」ということだとのこと・・・。
国宝の奈良時代の本堂の中に、大きな目をしてどっしりと座る国宝で木造の薬師如来とぐるりと囲む等身大といえる最古で最大の塑像の十二神将。なかなかいいですよ。
境内は狭いのですが、建物の古さと国宝の仏像。ひんやりとした重たい空間が、更に歴史を感じさせます。
「古い都の空気がここに残っている」そんなことを思いましたね。
3日目は平安京。京都です。
紅葉もよかったですよ。
京都については、後日です。
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